天気 :5日:曇り後晴れ、6日:晴れ
メンバー:ボイジャー、将太郎、ヒロタさん
行程 :5日:道の駅みとみ7:20→甲武信小屋12:40→甲武信ヶ岳13:20→破風山避難小屋14:40
:6日:破風山避難小屋7:00→雁坂峠9:30→道の駅みとみ11:50
年末の節目の山行ということで奥秩父を縦走してきました。
何度も登っている甲武信ヶ岳ですが、偶然霧氷に覆われたタイミングでものすごく綺麗でした。
破風山避難小屋は静かでホッとする小屋でした。
翌日も富士山や大菩薩を俯瞰しながらの快晴登山で予想以上に充実した活動となりました。
朝7時過ぎ、道の駅を出発、西沢渓谷を抜けた先から木賊山までは樹林帯の長い登りとなる。
ルートは徳ちゃん新道を選択、近丸新道と合流したあたりから麓から見えていた雲の中へと入っていったが、
雲の中は湿度が高くヒンヤリし、指先がかじかむ寒さであった。
なので早い段階で上着を羽織り、久しぶりの防寒テムレス(-5℃くらいまで使える)を身に着けたところ寒さからすぐに解放された。
木賊山で長い急登がようやく終了となる。
ここから甲武信小屋に向かう途中、一瞬ガスが抜けて甲武信ヶ岳の山容が現われ、思わずテンションが上がった!
甲武信小屋で小休止、今年はコロナのせいで営業を終了しており、周辺は静まり返っていた。
本日は破風山避難小屋に宿泊予定であるが小屋から水場が遠いとの情報を得ていたので、釜ノ沢源頭で本日分の水を確保し担いでいくことにした。
さあ、荷物をデポして甲武信ヶ岳山頂を目指そう。
最高のタイミングでガスが抜けて、樹林は霧氷で見事に覆われ、山は見事な美しさを見せてくれた。
雪の無い冬山も見方によっては馬鹿にできないものである。
山頂で記念撮影!しかし俺(右)だけ圧倒的にデブになってしまった感が否めなかった...。
頬が少し赤く帽子の形も相成って本山行で「太ったモンゴル人」という敬称をいただいてしまった...。
それにしてもすごい絶景でメンバー全員大満足であった!
目まぐるしく形を変える雲と青空のコントラストが本当に美しく神秘的であった。
中々狙って出会えない山の素晴らしい景色の醍醐味でもある。
甲武信小屋から破風山避難小屋に向かう稜線の景色は霧氷に縞枯?に富士山と、贅沢の極みと言える素晴らしい景色であった。
午後3時ころに避難小屋に到着したところソロの女性登山者が先に到着しており、本日の宿泊者は我々4人を加えて5人になった。
(1人で静かに過ごしたかったと思うのですが、男性が4名追加になってしまってすみません...。)
小屋についたら、荷物を整理して、残り時間は少し寒いけど外で景色をアテにお酒を味わうといったささやかな時間を過ごすことができた。
破風山避難小屋は太陽が尾根で隠れてしまうスポットに位置しているが、何より天気に恵まれそれなりに素敵な夕暮れを鑑賞することができた
夜ご飯は(写真ないですが)しょうがたっぷりな鶏だし鍋で心も体もしっかり温まるものであった。
また晩御飯のタイミングで薪ストーブを使わせてもらったがこちらも暖かく快適であった。
翌朝はまだ暗い朝6時前に起床。
東の方位には尾根が位置していて、日の出を拝むことは叶わない場所ではあったが、朝も素晴らしい景色を堪能できた。
そして何故か日の出のこのタイミングでみんなで薪集め+巻き割りを行った。
使った分以上の薪を補充しておいた。
朝7時にお世話になった避難小屋を出発、初っ端から破風山への急登になるが、ふと見渡せばすばらしい景色が広がり、朝の空気もとても清々しく最高であった!
破風山を超えれば途中雁坂嶺があるものの、雁坂峠までおおむね下りとなる。
右を向けば富士山がどんとそびえ立ち、空には青空がいっぱいに広がり、これ以上ないグッドコンディションと言えるものであった。
雁坂峠でも記念撮影をしっかりとおこなった(笑)!
雁坂峠は滝川本流の遡行以来な再訪となるが、いつ来ても気持ちの良い休憩スポットである。
雁坂峠から縦走路を外れ、道の駅までの下り道となる。
気持ちの良い稜線歩きが終わってしまうことが名残惜しい反面、温泉とおいしいごはんが待っていると思うとそれはそれで楽しみである。
スケジュールも順調で12時に無事下山することができた。
今回は紅葉も雪もない中途半端な季節だったので、そこまで大きな感動を期待していなかったが、
ふたを開けてみれば予想をはるかに上回る素晴らしい山行となった!
山は行ってみないとわからない!!
<今回歩いたルート>