日時 :2010.04.18
天気 :曇り(みぞれ)後晴
メンバー:ひとり
行程 :石抱橋6:50→柳沢分岐8:20→(道間違え)→道行山12:00
→(滑降)→北ノ又川13:00→石抱橋14:30

(赤、桃:歩き、紫:間違い歩き(危険)、青:ボード)
安易な計画が仇となってほろ苦い山ボードになりました。

| 毎週末、天気予報にことごとく裏切られ フラストレーションがたまりにたまって いた最中、関東甲信越で降雪が...! 「もう思い切って越後駒いったるわ!」 前日の楽しいホームパーティで大好きなお酒を 我慢してまで、しかも途中で抜け出してまで 一人で片道300kmの越後駒ケ岳を目指しました...! シルバーライン夜間通行止めの関係で出発が 早くて朝7時前頃になってしまうのが痛い...。
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| 前日の雪(積雪25cm)がこれまた 大ブレーキの超重雪です。 さらには出発と同時にみぞれが降ってきた。 ここで早くもテンションがだだ下がる...。
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| しんどい河原歩きを1時間半、柳沢出合いで トレースが2つに分かれる。 1つ横の尾根からも登れたような? 丁度後ろからスキーヤー2人がやってきて 「晴れるから大丈夫。諦めないでチャレンジしてね!」 とありがたいお言葉をいただきましたー。 彼らは正規登山道でなく白沢方向へ、 自分も白沢沿いに進む。 これが大きな間違いでした........。
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| トレースは一向に沢沿いを進む。 「もう我慢できませーん!」 分岐から1時間、地形図を確認した後 アイゼンに履き替え沢横の マシュマロみたいなオープン斜面(40度以上)を 200m以上直登しました。 (余裕なくて写真無し) 雪がかなりしまっていて登りやすかったけど、 向きが南東で全層雪崩の危険がありましたね。 今思えば登らず引き返すべきでした...。
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| 登った先に高さ4mの雪庇です.........。 やってしまいました。
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| と、カモシカの足跡を発見。 後をたどっていくと一箇所切れてる。 決して安全ではない唯一の道に全神経を注ぐ!!!
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| 壁を登りあげて稜線にでれた!アリガトウカモシカくん!!! しかし、なんとアイゼンが片方なくなってる...! どこで脱げたのか...、何やってんだか...。 もうかなり凹みました。
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| 急登雪庇越えの次のアトラクションは ナイフリッジ尾根藪地獄! もう堪忍してください...。 片側は雪庇でうかつに近づけない。 気持ちが折れるのも時間の問題か...。
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| 藪地獄をクリア! 待っていたのは壮大なブナ林でした。 もう大丈夫だ。
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| スタートから約5時間を経てやっと道行山到着です! 生きてここまでこれて本当によかった...。
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| 遠くに越後駒が見えた。 あの山の頂に立ちたかった...! さて、短い間になりますが いよいよ山滑り(ボード)です。
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| 山滑りがこれまた苦行! 雪が重すぎてまったく滑らない...。 ナイフリッジは雪庇を踏み抜く危険大だったので 板を脱ぎました。 途中から尾根の急斜面に入り 一気に河原まで降りました。 この斜面、滑るたびに大量のスラフが落ちていく! 昨日の積雪もあって、雪崩の危険を感じながらの 滑降でした。
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| だだ凹みで石抱橋に到着...。 そのとき監視小屋の御主人が声をかけてくれて 越後駒のことをいろいろ教えてくれました。 「是非また登りにきてよ。朝6時には起きてるから、 登る前に声かけて、最新情報伝えるよ。」 スキルアップした後、絶対チャレンジします!
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ビッグマウンテンなのに計画不十分、勢いにまかせ出発したのもいけなかった...。
アイゼンも失くしたので、山ボードはしばらく自粛ですね。
至仏山、GWひそかに計画してた3泊3日の東北遠征も今年は見送りです。
しばらくは1人で遠くに行くのも止めます(暴走気味でした...)。
でも富士山は登って滑る!
アイゼン(G10)は近日買いに行きます!