天気 :曇り時々晴れ
メンバー:ひとり
行程 :京極登山口6:30→羊蹄山13:10→京極登山口14:30
今回の北海道遠征で一番登りたかった雪のある羊蹄山に登ってきました。
上部は遠くから見た目の如く40度ほどの傾斜がひたすら続き、靴擦れもあって本当にしんどい登高でしたがどうにか登頂!
達成感はひとしおでした!!
<5月3日>

<5月3日>
前夜は電子機器(パソコン、モバイルバッテリ、スマホなど)を充電する為、札幌のネットカフェで仮眠、夜明け前に出発し.早朝京極町入りとなった。
豪快にそびえる羊蹄山を写真に収めた後、登山口に移動、午前6時半に登山を開始した。
昨日暑寒別岳の登山中に聴いた話だと、北海道の岳人は雪が少ない5月に羊蹄山にわざわざスキーに行かないと聞いていたので少し心配していたが、
案外杞憂でシートラで15分程ほど歩くと早くもシール歩行に十分な雪が現れてそこでスキーモードに切り替えた。
寡雪の今シーズンでこの雪の量なので、例年なら登山口からスキーが使えるに違いない。
それにしても今回の北海道遠征の最大の敵はなんといっても靴擦れである。
悲しすぎるがこの日も登山開始からたった30分で脚が痛み出してしまった。
脚に痛みが出たタイミングでブーツを脱いでプチ休憩、少し休むと15分程痛みが消えるので再び頑張って30分後にまた休憩、この繰り返しである。。。。
遠くからの見た目の通り、山頂に近づくにつれて斜度が増してきて、4合目付近でシール歩行からシートラに切り替えた。
初日のニセコ北斜面にくらべてこちらの方が急だろう。おおよそ40度近い斜度が山頂まで延々と続く感じである。
靴擦れの影響でこまめな休憩を入れざるを得ず、この日も後続の登山者にガンガン抜かれてしまった。。。
この時点で山頂はるか上、登頂できるかちょっと不安になってしまったが、自分を信じてひたすら登り続けることに徹した。
(写真:シール歩行でジグを切って登り上げるスキーヤー。自分にはとんでもない急斜面、ここをスキーで登れるスキルはかなりすごい。)
最後の方でハイペースでガシガシ直登するスキー軍団に追いつかれ、聞けば山岳救助隊の方々で今日はパトロール登山とのことであった。
(こんなしんどいところまで大変ご苦労様です!)
スローペースの私に対して決して上から目線で注意喚起するとか登山者を監視してる感じでなく、稜線についてすぐにスキーで滑降されていかれた。
ルート取りやステップの作り方は流石に上手く、自分ももっと頑張らねばと思った次第である。
登山口から6時間半かかってようやく山頂に到着した!
記念撮影は勿論、山頂に立てて本当に嬉しい!!
ネットで調べたところ早い人は冬季たった3時間で登頂するらしいがとても信じられない。。。
下山は、さあ、羊蹄山の豪快大滑降だ!
滑降はいきなり40度の急斜面だがザラメ雪なので安全にターンを決められ、ここまで登り上げた苦労もさることながら一気に豪快に滑ってしまった...!
山をやってて良かったと実感できるつかの間の至福のひと時である。
(写真:羊蹄山を振り返る。ついさきほどまであの山頂にいたと思うと感慨深い。)