天気 :晴れ時々曇り
メンバー:ボイジャー
行程 :深城ダム8:30→(深入沢遡行)→遡行終了地点12:00→(仕事道)→深城ダム13:00
今シーズンは沢初め、大菩薩エリアの深入沢を遡行してきました。
シーズン序盤に遡行するには丁度良い沢で短い活動時間ながら満足のいく活動となりました。
今シーズンの沢初めは例年と比較してやや遅めの6月後半となった。
これから9月末迄沢のハイシーズンとなるが、怪我に注意しつつも積極的に多くの攀じる活動にチャレンジしたいと思っている。
さて、深入沢は大菩薩の牛ノ寝通り起源を発する葛野川の小さな支流でガイドブック「東京起点沢登りルート120」で最近紹介された沢である。
ダムの登山者用駐車場を朝8時半にスタート、沢床に降りるまでが1つの核心との情報がキャッチしていたが全く問題なく安全に沢に降り立つことができた。
(今日は防水デジカメを忘れるといった痛恨のミスをしでかしてしまった。なので写真はほぼ友人の撮影したものになります。)
序盤は2つの滝(各6m、10m)の高巻きがメインとなる。
10m滝では行水リフレッシュを行い、冷たい水のおかげで気持ちを引き締めることができた。
10m滝を超えた先から深入沢のハイライトになる。
釜をかける小さな滝がこれでもかと言うくらい連発しその多くが程よく直登可能であった。
今回は今シーズンの沢初めなこともあり、序盤はもたついていたものの次第に沢の感を取り戻すことができ、中盤以降は積極的に滝登りにチャレンジしていった。
深入沢はほぼすべてが小さなホールドを巧みにフリクションを利かせて登る滝で構成されており滝登りの練習にはうってつけだと思った。
1つ1つの滝をほどよく登れ、きわどい登攀が求められる滝も皆無でこの日はザイルを出すことはなかった。
深入沢は本で比較的最近紹介された沢であるからなのか、ハーケンやシュリンゲ等といった残置類は1つも見当たらなかった。
難しい登攀は無いといいつつ怪我のリスクを考えれば最後まで気を抜くことはできず、遡行終了のタイミングでは正直結構ヘトヘトになっていた。
ツメはガイド本に初級者には厳しいと書いてあったので気を引き締めたものの、全然普通であった。
30分ほどで作業道に到着し、当初は奈良倉山のピークハントも考えていたが、結局そのまま作業道を下山した。
このエリアはそそられる温泉が皆無の為、入浴はせずにうどんを食べて帰京した。
友人の住む新宿までは渋滞もなくあっという間であったが、自宅に帰る途中の目黒通りで強烈な渋滞に嵌ってしまい結局夕方の帰宅となってしまった。