天気 :10日:晴れ、11日:曇り一時雨、12日:高曇り、13日:高曇り
メンバー:ボイジャー、将太郎
行程 :10日:黒部ダム8:00→内蔵助平11:20→ハシゴ谷乗越13:10→真砂沢ロッジ15:30
:11日:真砂沢ロッジ7:40→剱沢キャンプ指定地11:20
:12日:剱沢キャンプ指定地4:00→剱岳7:30→(剱山荘で休憩)→剱沢キャンプ指定地12:00
:13日:剱沢キャンプ指定地5:20→別山6:20→(大汝山で休憩)→雄山9:00→室堂10:40
ついに5年越しの北方稜線縦走計画が実現!!!
されるはずだったのですが、初日に私が極度の疲労状態に劣ってしまい北方稜線敗退となってしまいました。。。
メンバーには本当に本当に申し訳なっかたです。。。。。。
ただこのまま帰京するのは流石に悔しすぎるので別山尾根からではありますが剱岳のピークはしっかり踏んできました!
<9月10日>
天気は晴れ、トロリーバス駅の裏口の扉を開けた先には北ア立山連峰の山々が鎮座しグッとテンションがあがった!
久々の下ノ廊下、前回歩いたのがいつの間にか10年以上も昔になってしまった。。。
内蔵助谷の登りはとにかくバテないようにスローペースを守って歩くも、猛烈に疲労してしまい、内蔵助平についた時はヘトヘトであった。。。
ザックも冬山登山に比べたら極端に重くないはずなのに何故だろう。。。
ハシゴ谷乗越への登り途中で完全にスタミナ切れ、呼吸が苦しく足が踏み出せなくなってしまう。。。
エアリアコースタイムの2倍以上をかけて乗越にたどり着いたときには今まで感じたことのないレベルの疲労困憊状態だった。。。
剱沢へ下降する途中、岩と雪の殿堂がお出ましたが、疲労で歩くのが精いっぱいであった。。。
このままだと池ノ平小屋にたどり着くことは不可能と判断、目的地を急遽真砂沢ロッジに変更してもらった。
剱沢出合から真砂沢ロッジまで40分、途中2回の休憩を挟んでやっとたどり着くことができた、そんな疲労具合でした。。。
1日目終了!荷物を降ろしてしばらく横になると体調は徐々に回復してきた。
翌日に備えてこの日は体調を回復させることに専念、お酒も控えめに就寝、疲労で逆に熟睡できた。
<9月11日>
翌日は剱沢を登って剱沢小屋までのショートスケジュールである。
私は昨日のような疲労困憊がおこらないよう体調に常に気を配った。
それにしても天気は雨ながら剱の岩山は日本離れした絶景で息をのむような迫力であった。
今回一般登山道でバテてしまったので今はエントリーの資格すら無いと思っているが、
八ッ峰、長次郎谷等の憧れのルートを目の前にして熱い気持ちになった。
僅か3時間ほどの歩きで剱沢小屋に到着、本日スタミナ切れの症状は感じられず一旦ホッとした。
剱はガスの中で見えず、明日その姿をしっかりお目にかかりたいところである。
テン場に着いたら明日に向けて体力を回復させることが大事である。
時間もたっぷりある中気持ちに余裕が出てきて小屋でビールと日本酒を購入しつかの間のほろ酔いを楽しんだ。
夜は質素に西友のレトルトカレーとレトルトごはん、スープカレーがおススメです!
<9月12日>
翌朝3時に起床、テントから顔を出して外を覗くと暗闇の中遠くに剱のシルエットを完ぺきに確認することができた。
午前4時、登山を開始する。
暗いうちから急登をこなし、前剱の手前で日が明けると目の前にでっかい剱岳がお出ました。
後ろを振り返れば立山の主峰そびえたち、岳人にはこの上ない最高の景色であった。
人気の別山尾根、鎖場~登山道と見渡す限り人、人、人であったが、これも剱の顔の1つだろう。
断崖に我々の影がくっきり映って思わず写真に収めた。
カニのタテバイ!いい構図の写真だがフォーカシングがイマイチですみません。。。
途中鎖場の渋滞などもあったが無事登頂!山頂で行列に並んで、メンバーで記念撮影!!!
私の顔が完全にくたびれたおっさん顔なのでボツにしたかったが、3人で一緒に山頂に立った写真にこそ価値があるもので、アップすることにしよう。
多少元気な顔でのソロ記念撮影写真も一応アップしておきます(笑)。
下山ルートはカニのヨコバイを降りる、こちらも一般登山道としては険しい道であった。
カニのヨコバイを過ぎたところで核心は終了といっていいだろう。
あとは安全に剣山荘まで降りるのみである。
剣山荘での休憩の一コマ!今日の活動はほぼ終了なので、ここで贅沢マッタリすごしました。
まだ明日もあるけど一旦お疲れ山!!!
剱沢小屋の前で剱岳をバックに記念撮影を行った。
<9月13日>
4日間の山歩きも今日が最終日である。
ちなみに今日は立山主峰を日帰り縦走して下山する予定である。
岩と雪の殿堂の剱岳ともいよいよお別れの時が近づいてきた。
寂しいが近々(といっても来年再来年あたり)源次郎尾根からのリベンジ登山での再訪を狙いたい気持ちである。
高曇り気味ながら景色が開け立山の縦走は贅沢の極みである。
心地よい朝の山の空気を味わいつつ、槍穂高、黒部五郎、後立山、白山を始め多くの山々を一望することができた!
友人が撮影してくれた富士の折立からのパノラマ写真!
ここまでくればあとはほぼ下りなので山旅もいよいよフィナーレといえよう。
友人達が休憩所でマッタリしている間、自分は大汝山山頂でルービーを嗜んでおりました。
雄山ではお金を支払い山頂で御祈祷してもらった!
雄山からは一ノ越に向かって急坂降りる。目の前には薬師岳、右には大日岳を俯瞰できた。
降りる間に山崎カールやタンボ平方面の山スノボ滑降ルートの観察も忘れずに行った。
10時半過ぎに室堂に無事に到着して登山が終了した!
立山ホテルの売店で下着を購入して、みくりが池温泉でスッキリしてから、アルペンルートのバスに乗り込んだ。
<参考:今回の山行で自分が疲労状態に劣った原因を考えてみた>
作成中。。。