天気 :晴
メンバー:ひとり
行程 :尾瀬戸倉6:20→(MTB)→鳩待峠8:30→至仏山12:00→(ワル沢滑降)→(登り返し)→鳩待峠13:50→(MTB)→尾瀬戸倉14:30
久しぶりに鳩待峠開通前の至仏山でスノーボードをしてきました。
<山行記録>
当初4月第3週目は月~金を有給休暇で取得、東北に遠征して、鳥海山、白神山、八幡平等で山ボードで完全燃焼する予定であった。
しかし、天気が期待を大きく裏切った............。
山行を行う上でどうしても抗えないのが天気である。
意地を張って山に突っ込んでもそこに楽しみは無く、下手をすれば遭難する可能性がある......。
なので残念ながら遠征は中止した。
一方、日本海側は木、金のみが曇り時々晴れ予報で、なんせしばらく山に行けていないこともあって、
山へのモチベーションは高く、今回は木~金曜と有休を取得して、上越ミニ遠征を実行、遠征1日目は久しぶりに至仏山とした。
自宅から片品村は200km以上離れているが、越後よりも運転の負担が小さく、山頂からワル沢に向かっての大斜面滑降は指折り付きである。
深夜に自宅を出発し途中仮眠を挟んで朝6時頃に現地に到着、この日は平日にもかかわらず4~5台の車が既に路駐されていた。
山へのアプローチにはMTBを使用する。
板を背負ってのヒルクライムとなるので腰への負担が少し心配だが、久しぶりに板を背負ってMTBに跨ってみたところ、
今シーズン新調したボードがなんせ軽いおかげで、以前よりも負荷が大きく軽減されたように感じた。
とは言え29erのMTBでのヒルクライムは身体への負担が大きく、空身でも超絶しんどい為、平坦なところだけ漕いで、少し急な上り坂はすべて押し歩くことにした。
津奈木橋から先、本格的な急登となるが、ほとんどすべての路上を押し歩いていたと思う。
林道の途中、鳩待峠から登り返しなく降りてこれそうなポイントで自転車をデポしようと思っていたが、
沢が割れ欠けていたので、結局鳩待峠までMTBでアプローチすることにした。
尾瀬戸倉から2時間10分、自分にとっては上等なタイムと言えよう。板が軽くなったことが功を奏した気がする。
鳩待峠では除雪作業がひっきりなしに行われており、後で知ったが林道開通を翌日に控えていたようだった。
最初はシール歩行で緩斜面を延々と登っていく。
若干霞んではいるが、天気は予報通り良い感じである。
しばらく進んだところで右に振り返ると小至仏山、その奥に至仏山が俯瞰できた。
燧ケ岳もベストシルエットで俯瞰できた。ここからだとだいぶ近い。
しかしながらベスト構図なのに高曇りで空が霞んでしまっているのがちょっと残念である。
GWに多くのスキーヤーやスノーボーダーを迎えるべく、コース上には真新しい赤テープや赤旗ポールが随所にセットされていた。
今日に限っては不要だが、悪天候の時にはスキーヤーの大きな助けとなることだろう。
小至仏山をどうやり過ごそうか悩んでいたが、トラバースラインには立派なスキートレースができていた。
実際この日は平日にもかかわらずスキーヤーが多かった、平日休みの方々だろうか......。
ちょうど正午に至仏山山頂に到着、山頂標識の埋まり具合は例年と同じくらいだろうか。
一応セルフィーで記念撮影もしたのだが、冴えない一人のオッサンが映るだけの写真になってしまったので未掲載とした......。
(写真:ムジナ沢と尾瀬ヶ原。正面には燧ケ岳。)
ムジナ沢を滑ったことは過去一度もないが、今度泊りで平ヶ岳に泊りで山ボードをしに行こうと考えており、その時セットで滑走したいと考えている。
多くの山々が見通せて沢山写真を撮ったのだが、空が霞んでいるせいでいずれも冴えない写真となってしまった....。山頂で40分ほどマッタリし、ここからはいよいよ滑降スタート、豪快大斜面に飛び込もう。
周りには誰もおらず、貸し切りで大斜面を滑降する。最高のシチュエーション、なのだが、雪質はザラメとはいかず重雪であった.....。
十分楽しいのだが、できればザラメであってほしかった......!
大斜面を経てワル沢へ、今年は雪が多く沢割れで行き詰まるリスクは小さそうであった。
後半は、登り返しで板を脱ぐことの無いよう、慎重にルートを取っていった。
やがて尾瀬ヶ原への登山道に合流、板を脱ぐことなくここまでこれた。
ここからは鳩待峠まで標高差100m程の登り返しとなる。
この日はシートラツボ足で登り返したのだが、疲労が残っていたのか、この登り返しが意外としんどかった...。
鳩待峠まで到着したら最後はMTB、30分ほどで尾瀬戸倉に帰還、活動を終えた。
ストップスノー気味であったことがやや心残りとなったが、総じて満足のいく活動であった。
次回はGWに尾瀬戸倉からバスで鳩待峠にアプローチし、平ヶ岳に泊りで山ボードに行こうかと考えている。
今年は流石に難しいので近いうちに実施したいところである。