天気 :晴
メンバー:ひとり
行程 :朝里峠7:10→朝里岳9:30→余市岳12:10→朝里岳13:40→朝里峠14:40
2024年GWは昨年に引き続き北海道に遠征、余市岳、札幌岳、積丹岳、旭岳、十勝岳、三段山と巡ってきました。
まずは初日、余市岳でのスノボー記録です。
<山行記録>
全国の山に遠征でき高山に登ってザラメ雪を堪能でき、普段行けない温泉にも入れる年1回の自分にとって最も気合の入るGWシーズンである。
<山行記録>
全国の山に遠征でき高山に登ってザラメ雪を堪能でき、普段行けない温泉にも入れる年1回の自分にとって最も気合の入るGWシーズンである。
幸い避けられない仕事のトラブル・出張も生じず、すかさず有休申請し10連休を確保に至ることができた。
しかしその時点で商船三井は早々に満員、予約がどうにも苦手な私は毎回片道5時間の運転を費やす新潟からの新日本海フェリーが定番化している。
なお今回は一人だけの気ままな行き渡りばったりな旅であり、事前に決めている予定は、
1)行きと帰りのフェリーの日時
2)晴れた日に十勝岳に登る
のみ、行先は直前の天気予報をにらめっこしながら決める予定で、宿すら必要に応じて現地で予約といったマイペースなプランである。
さて、フェリーは無事27日早朝小樽港に到着、到着早々初日からスノボーだが移動疲れを考慮して今日は余市岳をその場所に選んだ。
地形図を見ると無駄なく滑る場合はキロロリゾートからのアクセスが最適だが、ここは富裕層向けらしくリフト1回券というサービスがなく、
諦めて朝里峠からアプローチすることに決めた。
朝里峠を朝7時過ぎにスタートする。
スタート直後、駐車スペースに「除雪車待機場のため駐停車禁止」との看板を見つけて焦る。。。
少し進んだところで悩んだが、冬まで除雪車は来ないし、YAMAPやヤマレコでつい先日ここを起点とした山行記録も上がっている。
行政がドライな対応をしないと信じて、とりあえず先に進むことにした。
(この日は幸い大丈夫でした。参考にする場合は自己責任でお願いします。。。)
斜度はおおむね緩く標高を上げると左側に札幌国際スキー場がチラ見でき、ちょうどゲレンデの整備中であった。
ゲレンデトップくらいの標高にくるとだいぶ疎林となってきた。
ミズナラやダケカンバが木によってはかなり大きく、立派である。
しかしここはまだ札幌市内、コンクリートに囲まれた東京に住む身として山が身近な環境が本当にうらやましい限りである。
スタートから2時間ちょっとで朝里岳に到着した。
朝里峠からここまで標高差は小さいものの地図を見ると意外と距離が離れており、実際それなりに時間がかかった印象である。
朝里岳から先、余市岳の肩までは真っ平らな台地状の地形が広がり、地元の方々からは「飛行場」という呼び名で愛されている。
札幌・小樽でこのスケールの自然、改めて北海道、恐るべしである。
ここに来る手前でウロコ板装備の地元のスキーヤーさんと仲良くなって談笑、ウロコ板は飛行場のような台地だとスイスイ歩けるが、
新雪やコブ斜面の滑走はかなりの技量を要するとのことであった。
さて、肩の部分からちょっとした急登となる。
頑張ればシール歩行で登れるが100m程度の標高差だったので、シートラで登っていくことにした。
登りあがった先でアクシデント、ビンディングセットする金具のねじが外れてしまった。
久々のスプリットボード(Spark R&D)あるあるといった勘弁してほしいトラブルである。
ドライバーでねじを締めて事なきを得たが、メンテを怠っていなければ避けられたトラブルともいえる、ここは反省である。
斜面を登りあがった稜線上はこの時期は既に雪が無く、トラバースでピークを回り込むように雪をつないで最後は登山道を歩いて山頂に至った。
そして2024年記念すべき北海道1座目の登頂に成功した。
さあ、滑りはどうだろう、山頂から肩まで距離と標高はわずか、じっくり下ろう。
ピークを回り込んで山頂にアクセスした為、しばらく変な斜面に降りないようにひたすらトラバースに努めねばならない。
肩に降りれそうなところまできてようやく普通の滑降となるが標高差は200m程度といったところで、
おまけに急斜面だったこともあってあっという間に肩まで下ってしまった。
飛行場は斜度が無く板が滑らないのでここから再びシール歩行である。
行きはやや向かい風であったが、帰りは逆に追い風となって思った以上に快適なシール歩行となった。
私はシール歩行自体まだまだ未熟である。3km近い大地のシール歩行をこなしたことは慣れという意味で良い経験値を積めた気がした。
ようやく朝里岳まで戻ってきた。あとは緩斜面なので得意のストックボードの腕の見せ所といったところである。
帰りは思った以上に雪が滑り順調に滑降できたが、国際スキー場を離れてからは木々が密になり地形的特徴も乏しく、
道を外さぬようGPSを使って終始慎重な滑降に努めた。
スノボーにとっては相当な藪斜面だったが、今までの山ボード経験を生かして何とかコケずに駐車場に帰還することができた。
幸い駐車場の車は無事だった。この日は春スキーらしくしばらく濡れたギヤを乾かした後、定山渓にあるお気に入りの豊平峡温泉を目指した。
<おまけ>
翌日は低温曇天時々雨な天気予報、移動疲れも残っていたのでこの日はスノボーはOFFとして代わりに札幌岳に山登りに行ってきました。
行程は登り3時間、下り2時間といった感じで、下山後の温泉は昨日に引き続き豊平峡温泉、夕ご飯は奮発して余市で回転ずしを堪能、
行程は登り3時間、下り2時間といった感じで、下山後の温泉は昨日に引き続き豊平峡温泉、夕ご飯は奮発して余市で回転ずしを堪能、
明日は積丹岳に登る予定にしたので、夜は道の駅で車中泊にしました。