天気 :曇り時々晴れ
メンバー:ひとり
行程 :奥多摩駅8:20→(本仁田山経由)→川苔山11:10→蕎麦粒山12:40→(鳥屋戸尾根)→川乗橋14:40
12月後半、ソロで奥多摩の川苔山~蕎麦粒山に登ってきた記録です。
この日は夜に山の忘年会(といっても山友人3人でひっそりお酒を楽しむ程度)を控えており、その3人で川苔山をノーマルルートで登る予定であった。
しかし、いろいろあって友人は奥多摩でデイキャンプを満喫し、自分はソロでハイキングを楽しんで夕方合流というプランに変更となった。
朝8時10分、奥多摩駅を出発、バスの時間も中途半端な為、本日は本仁田山経由のルートを選択、登山道に入るやいなや中々の急登が延々と続いたが、
序盤なこともあってガシガシ登りあげていった。
急登が終わると本仁田山の山頂であった。
山頂付近からは大都会東京のビル群、果てには遠く筑波山まで十分に俯瞰することができた。
それにしても山から見えるスカイツリーはシルエット的に宗教的な塔のごとく、毎々不気味に思えてしまう...。
本仁田山から少し下り、再び登りとなるが、鋸尾根という名称のごとく中々険しい道であった。
今日は何時ものハイキングシューズでなくランニングシューズを履いてきてしまったが、これが軽い反面超絶滑りやすく、登山中普段は全く感じない危機感を正直感じて、これは反省であった。。。
普段なんてことはない破線ルートや岩稜帯の突破において、ハイキングシューズの選択がいかに重要であるかを思い知らされた。
鋸尾根を越えたら、鳩ノ巣からの巻き道と合流し、あとは開放的な道となる。
この開放的な道は自然のものではなく防火帯であろうか。
古くは川海苔が取れ、それが山名の由来になったと聞く、秩父と奥多摩を結ぶ交通の要でもあったのだろうか、当時の杣人を妄想しつつ山頂に到着した。
山頂は多くのハイキング客で賑わっていたため、記念撮影を済ませそそくさとそこを後にした。
次は川苔山から蕎麦粒山を目指す、ここから先は登山者もだいぶ少なく静かな山行を楽しめる。
川苔山から長沢背稜に合流して蕎麦粒山へと続く区間は、今日のメインデッシュルートといってもよいだろう。
ここはアップダウンはあるものの、比較的静かでとても開放的なお気に入りの区間である。
蕎麦粒山へのラスト数100mは意外と急で、疲れた体の頑張り所である。
蕎麦粒山山頂へ到着、山頂では2人組の登山者が休憩されていた。
本日はここから鳥屋戸尾根経由で下山する。
鳥屋戸尾根は長沢背稜と打って変わって踏み後やマーキングの薄い静かな尾根であった。
支尾根に入り込まないよう随時地図を確認しつつ注意して下山を開始した。
針葉樹林帯手前の落ち葉が溜まった急斜面の通過は滑るランニングシューズではやや危険で、滑落に注意しながら下った。
最後の針葉樹林帯はとても歩きやすく14:40、川乗橋に到着、15時のバスで奥多摩駅へ戻った。
忘年会は夕方からであったので、前から気になっていたビール屋で時間を潰した。
ビールは生のエールビールで1パイント1000円近くする高級品だがとても美味しく再訪したいと思った。
その後、国立に移動し忘年会で打ち上げ、プレゼント交換で嬉しいグッズをゲット、大締めは何故か桜上水のあぶらー麺となり、終電での帰宅となった。