天気 :01/02日 下界は晴れ、稜線~山頂は雪
メンバー:ボイジャー
行程 :1日:湯元温泉9:10→前白根山13:10→五色沼避難小屋14:40
:2日:五色沼避難小屋7:30→日光白根山9:10→五色沼避難小屋10:10→前白根山12:00→湯元温泉14:20
2020年、新年明けましておめでとうございます!!
新年早々、栃木奥日光の日光白根山に登ってきました。
日本百名山にも選定されている人気の山で、トレースも期待できるだろうと高を括っていたが、
入山者はおらずトレースも無く、おまけに上部は積雪も多く、スノーシューでも結構なラッセルとなってしまい、
新年一発目から厳冬期到来を実感させられる山行になってしまいました。
深夜東京を出発、今年はいろは坂で途中のパーキングで初日の出を迎えることとなった。
準備を整え湯元温泉を出発、帰りの温泉も楽しみだ!
最初はスキー場の横を登っていく。できるだけゲレンデを詰めていくようなルートを選ぶも、これがまさかの失敗...。
上部は底が笹薮の深いもなか雪に覆われており厳しいラッセルとなる。
一般登山道に合流するまでに30分近くの時間を要し、結構な体力を消耗してしまった。
一方、一般登山道は雪がしっかり固まっており、結構急登なのに快適に登ることができた。
かなり長い急登であったが外山のコル(稜線)までノンストップで頑張った。
このあたりからガスの中に入ってしまい、天気は雪で風も強くなってきた。
稜線からはスノーシューでの本格的なラッセルとなり体力一本勝負となった。
スノーシューを持参しなければ100%敗退であった。
前白根山にくると風が一層強まり、岩場にスノーシューだったので風に身体を持っていかれ2度ほど転倒してしまった...。
おまけに寒いしバテバテの体に相当堪える...、気力で乗り切る場面であった...。
湯元から約5時間半で五色沼避難小屋に到着、前白根山からどれだけ遠くに感じたことか...。
小屋はきれいで快適、室内温度は-8℃、夜はキムチうどん、今日は豚バラ肉一人分250gでいっちゃいます!
夜はシュラフに包まりながら、持参した赤芯ローソクに明かりを灯し、友人が用意してくれた年末の紅白歌合戦のBGMにくつろいだ。
紅白歌合戦、久しく観てませんが、聴くのはいったい何時以来だろうか...。
翌朝は雪、しかし昨日より風は大分弱まっている感がある。
地図だと小屋から山頂までわずかな距離だが、景色がないのでまったく実感がわかない...。
幕営道具を小屋にデポして、7時半アタック開始とした。
すこし登ったところ白根山にとりついたことが分かり遥か上にピークが見えてきた!
急登でしんどいが、風が弱く荷物が軽いこともあってガシガシ進むことができた。
急登を克服しやっとピークかと思いきや、ここから先は岩稜エリアであった。
見た目険しそうで本当に山頂に立てるものかいくばく不安になったが、意外とあっさり山頂に達することができた。
1月2日9時10分、山頂到着!今までの疲れも吹き飛んだ!
景色がないけど山頂は気持ちよい!
山頂でサクッと記念撮影を楽しんだらあとは下山。
下りは登りのルートを少し外してしまい、やや急なライン取りな下山になったが特に問題なしであった。
途中樹林帯でアイゼンからスノーシューにスイッチしたが、今回のスノーシューの下山が
結構足に堪えてしまい股の付け根がパンパンになってしまった...。
小屋で荷物を回収し、下山に取り掛かるが前日のトレースはすっかり雪に埋もれてしまい再びラッセルとなった...。
なおここからのラッセルはほぼ友人の独断場で、足がパンパンの私はカメさん歩きで
お客さんのごとく付いていくのが精いっぱいであった...。
計画書通り昼の2時過ぎに下山!疲れたぜ!
なお友人は私より20分近く先に下山しており、すっかり待たせてしまった...。
登山のあとは湯元温泉でまったり、ここの温泉は気持ちよい!
帰りは高速大渋滞の為、ガストで時間調整、結局渋滞は解消せず国道4号での帰京となった。
今冬はこれから山スノボに甲斐駒にビッグ山行が控えている。
今の体力のままだと厳しそうなので、まずは少しでも体を絞らなければ...。