天気 :晴
メンバー:ひとり
行程 :大倉7:40→塔ノ岳10:20→丹沢山11:20→蛭ヶ岳12:40→青根16:00
有給消化で平日登山、車が無いのでアクセス便利になった丹沢へ行ってきました。
大倉からバカ尾根で塔ノ岳に登って、そこから丹沢山~蛭ヶ岳と縦走し、この日は裏丹沢に下山しました。
<山行記録>
<山行記録>
今年に入って東急電車が延伸し、自宅から乗り換えなしで海老名まで行けるようになった。
丹沢へのアクセスがぐっと近くなって、この日目指すのはバカ尾根から丹沢山/蛭ヶ岳への登頂である。
渋沢や大倉も久しぶりで、バスは1時間に平均3本、実家より全然都会である。
今日は平日なのにさすが神奈川、バスや大倉は登山者でいっぱいだった。
バカ尾根は過去に何度か歩いてはいるものの、自分は山の混雑が苦手なので、わがまま言わせてもらえば、できれば避けたいルートの1つかもしれない。
その一方、都会に住んでいながら標高差1000m越えの登山を気軽に楽しめるとてもありがたい存在であることに疑いの余地はない。
前半はそれほど急登ではないので、ところどころでわずかに残った紅葉を楽むことができた。
(ちなみに今年は10月~11月前半が週7勤務となって紅葉狩りをドブに捨てている。。。)
堀山小屋付近から状況が一変、道は一気に急登に様変わりし、体力的余裕がすっかり無くなってしまった。
「バカ尾根=しんどい」は十分納得である。。。
バカ尾根でおn体力的核心ポイントは花立小屋直下の急登階段であろう。
めっちゃキツイが、振り返ると麓の街並み、相模湾、箱根が俯瞰できて、意外といい感じの景色を楽しめる飴と鞭の区間でもある。
見渡せば丹沢の隣の大山や富士山がいい感じで、いくつかの景色を写真に収めた。
花立小屋から塔ノ岳まで登りがもう少し続くが、ここまで来たらあと少しである。
久し振りの塔ノ岳山頂、ここからの展望はお世辞無しに素晴らしいと思う。
塔ノ岳から丹沢主脈のスタートである。
塔ノ岳~丹沢山の区間であるがバカ尾根と比較したら全然急登ではない。
しかしながら、いかんせんバカ尾根で体力・筋力をたっぷり絞られてからの登高となる為、
地味に想像以上のしんどさを感じざるをえない区間と言える。
塔ノ岳から1時間程歩くと丹沢山に到着する。
ここから蛭ヶ岳までは一見目と鼻の先だが、丹沢山~蛭ヶ岳の区間は地味にアップダウンが連発する今回の行程における最大の体力的核心ポイントである。
大倉から丹沢山までの行程であれば比較的体力・時間にゆとりを持てるが、蛭ヶ岳まで行くとなると、
時間と体力のグレードが1ランクアップするので、実際、ここから先は登山者がぐんと減る。
疲れた身体にえぐいアップダウンの連発、ここはもう歯を食いしばってがんばるのみである。
ひたすらしんどいが、この区間、もっとも景気が映える写真取れ高区間でもあるので、休憩がてら所々で写真を撮りまくった。
不動ノ峰まで登り返したらようやく次のピークが蛭ヶ岳、ゴールまでもうちょいである。
ここから山頂までの様子は写真を一気にご覧ください!
蛭ヶ岳山頂で記念撮影。おもいっきし逆光になったが、不細工なおっさんの面がアップで映るよりこっちの方が絵になっていい感じだとしておこう。
久し振りに山用のロンTを新調した(2500円)。
前に色々な山々の山用ロンTを集めていこうと思ったが、北アではそれが一着5000円もしたのでその計画はやめることにした。
山荘に立ち寄ってビールを調達、山でビールは飲んでしまうとその後の登山パフォーマンスが2時間近くダダ下がってしまうことを理解しているのだが、
下山後の運転が無い山だとついお酒を楽しんでしまう癖があり、今回も懲りずに美味しくいただいてしまった。。。
下山は裏丹沢を選択、ここから先は姫次への登り返しを除けばほぼ下りなので、体力消耗も大幅に緩和できる行程となる。
この時は大室山を眺めながら下山後のお楽しみ(温泉やごはんのこと)をどうするか考えていたなあと、この山行記録を作成しつつ回想した。
姫次でます寿司を頂く。酢飯は山で食べると不思議に美味さが増す食べ物だと思う。
自宅で酢飯をこしらえるのは少し手間だが、手製のかやくご飯を持参しつつのんびり里山を楽しむ山遊びも粋かもしれない。
裏丹沢は首都圏から遠く、公共交通でのアクセスも困難で、平日ダイヤは朝に1本、次は午後4時と5時半に各1本バスがあるのみである。
途中、記憶していたバスの発車時間が間違っていないか不安になって、もし終バスが4時だったらどうしようかと心配になって、
念には念をって感じで、疲れてるのに最後の2キロをマラソンでこなし、午後4時前にバス停に到着する形となってしまった。
おかげでバス発車時間に対し余裕ができて、近くの商店でビールを調達してからバスに乗車することができた。
さて、このエリアは温泉が存在しないので東京に戻ってから途中新丸子で下車して黒湯銭湯を楽しもうと画策していたが、
今日は平日金曜日、銭湯銭湯はしっかり定休日で入れず、結局、お家で湯船につかって湯上りの缶ビールで締めとなった。