日時 :2020.11.22
天気 :晴れ一時曇り
メンバー:ひとり
行程 :道の駅八ッ場ふるさと館6:20→(MTB)→水無林道終点8:40→浅間隠山10:10→二度上峠11:20→鼻曲山12:40→熊野神社15:00
当初11月の3連休は立山初滑り予定でスケジュールもがっちり確保してたのに寡雪に悪天予報で無念のキャンセルに....。
地球温暖化が冬季の山岳活動に及ぼす影響がここまで大きくなるなんて考えてもなかった。。。特にここ5年程の山ボードのコンディションは寡雪、春先の雪解けのスピードが深刻極まりない状況である。
さて、そんな感じで3連休がぽっかり空いてしまったので、中日に群馬まで遠征し前から温めていた浅間隠山~鼻曲山の日帰り縦走にチャレンジしてきました。
さて、そんな感じで3連休がぽっかり空いてしまったので、中日に群馬まで遠征し前から温めていた浅間隠山~鼻曲山の日帰り縦走にチャレンジしてきました。
深夜に東京を出発し4時間近いドライブを経て今回の山行のスタート地点である八ッ場ダムの道の駅への到着は未明となった。
さて、今回はMTBと日帰り縦走をMIXして長野原~浅間隠山~軽井沢をつなげる山行である。
日が昇り始めた朝6時20分、道の駅スタート、気温は放射冷却でマイナス4℃まで下がっていた。
ところで八ッ場ダムは土地と住民の心に深い傷を負わせたと言い切れてしまういわくつきのダムである。
自分はダムの町出身なのだが、正直ダムの周辺の風景は寂しくあまり好きになれない。好きなのは断然人工物のない自然の川である。
最初はMTBで須賀尾峠を越えて浅間隠温泉郷にある浅間隠登山口へのアプローチから始まる。
須賀尾峠越えは400mのヒルクライムであり、道は距離は長いものの傾斜の緩いジグザグ道で一度も押し歩くことなく越えることができた。
とはいえ縦走のスタート地点となる登山口まで2時間半近い時間を費やす形となった。
須賀尾峠に向かう途中に登ってきた道を振り返ると奥に真っ白な草津白根山を俯瞰できた。
現在の草津を山岳エリアとしての観点でみるとスキー場や渋峠の道路が建設され公園のごとく俗化したイメージがになってしまう。
しかしこうやって草津白根山をみるととても大きな山であり、リゾート開発が無ければまさしく奥深い秘境であっただろう。
過去に深田久弥が100名山に選定したこともそう考えれば十分納得できるものである。
登山口から浅間隠山への道は紅葉も終わり、ひっそりと静寂に包まれていた。
展望がないが、冷たく冷え切った空気のなかでの秋の温かい木漏れ日はとても心地良かった。
ところで休憩途中に飲んだ「濃いめカルピス」がとても美味しかった。これから山に登る際にはしばらくこのカルピスにお世話になることだろう。
登山道は途中から急登に変わり、最後の急登をやり過ごすとその先が山頂であった。
今まで歩いた登山道とは打って変わって山頂はハイキング客で大賑いであった。
最高の展望で、浅間山は勿論、榛名山や赤城山といった身近な山から、谷川や武尊といった奥深い山まで、群馬の山々を一望することができた。
山頂から主要登山口への道は浅間隠温泉側とは打って変わって踏み固まった道であり、多くのハイキングとスライドした。
首都圏からわざわざ登山目的でこのエリア来る場合、登山対象は圧倒的に浅間山(前掛山)となるが、
群馬に住んでいれば往復3時間のこの山だけにサクッと登りに来るのも全然ありであろう。
午前中は浅間隠山で、下山後は温泉~レストラン~軽井沢観光、中々贅沢なプランである。
浅間スカイラインに出てしばらく進むと鼻曲山への登山口があり、ここから本日の第二ラウンドがスタートである。
展望は少ないが、途中木々の隙間から浅間隠山を俯瞰できるポイントがあり、しっかり山容を写真に収めた。
約1.5時間の歩きで鼻曲山に到着できたが、流石にこれだけ長い時間歩き続けると足には疲労が蓄積されてくるため、ここまで結構なしんどさを感じた。
その山頂で少し遅めのランチタイムを取ることにした。メニューは前日スーパーでゲットした鯖の手巻き、冬山以外の山飯はシャリものに限る。
鼻曲山山頂からは一旦下りとなり、二度上峠からはアップダウンがしばらく続きここが最後の頑張りどころであった。
留夫山までくるとその先のすこし低いピークでもってアップダウンは終了となり、そこからゴールまではふかふかの落ち葉が積もった快適な登山道であり、
気持ちのよいウォーキングタイムとなった。
15時、ゴール地点の熊野神社に到着した。長時間のハイクだったので結構疲れたが十分満足のいく登山となった。
さて、ゴールもしたし軽井沢まで下山して温泉~ビール~新幹線打ち上げと行きたいところだが、今日は電車で川原湯温泉の道の駅に戻って車を回収し、
さらには暗い林道奥にあるMTBを回収するといったアルバイトが残っている。
夕方4時に軽井沢を出発したものの、川原湯温泉の道の駅到着が夜7時前、さらに自転車を回収し終えたときの時刻は既に夜8時近くになってしまった。
周辺の温泉施設は閉店終了なので、渋川まで急いで移動して温泉に入り夕食をとって結局東京の自宅についたのは夜12時、
自宅に到着後はさすがに力尽きて即爆睡でもってこの日の山旅を終えることとなった。