天気 :晴れ時々曇り
メンバー:ひとり
行程 :笹子6:10→本社ヶ丸9:00→黒岳12:40→釈迦ヶ岳14:40→桧峰神社前バス停16:40
久し振りに土日休みが得られ、本当は八ヶ岳等に遠征して雪山シーズンインしたくも車が故障中でそれが叶わず、代わりに山梨のノーマルルートを歩いてきました。
<山行記録>
残念ながら今年は紅葉シーズンの土日がすべて仕事でつぶれ、温めていた紅葉狩りや紅葉沢登り、キノコ狩りの計画が全て無駄に終わってしまった。
とはいえ愚痴ばかり言っても仕方が無く、ストレスは山トレにぶつけよう。
今回は以前登った本社ヶ丸から御坂山塊方面に足を運び、行けるところまで行ってみる計画である。
山トレといっても自宅から登山口まで2~3時間を要せざるをえず、毎回本当にやれやれである。
自宅から始発電車で出発しても登山スタートはかなり遅くなってしまう訳で、今回は前夜八王子のネットカフェで仮眠、
翌朝中央線の始発電車に乗る作戦を遂行し朝6時過ぎに笹子駅を出発することができた。
笹子駅では数人が下車、中にはハイキングに行きそうな乗客もいたが、どうやら目的地は滝子山のようで本社ヶ丸に向かうのは私一人であった。
初っ端からしばらく景色のない急登が続く。が、そこは経験的に織り込み済である。
しばらく登っていくと目の前に滝子山が見渡せる伐採ポイントに至るが、そこには以前はなかった小さな鉄塔?が立っていた。
最終的にここにも巨大な送電塔がそびえ建ってしまうのだろうか.........。
(写真:切り開き部から俯瞰した大菩薩連峰 東京に住んでいる限り、大菩薩エリアへは今後も頻繁に通い続ける予定である)
本社ヶ丸山頂手前付近でようやくシンボルの富士山のお出ましである。
ここからしばらく富士山と対峙しながらの登山となるが、山の天気は変わりやすく、突然ガスって展望タイム終了となってしまうパターンは定番の登山あるあるといえるだろう。
なのでここからしばらくの間、富士山が見える度にこまめに富士山を写真に収めていった。
8時50分、本社ヶ丸に登頂、山頂には先客がいなかったのでちょっとのんびり過ごそうかなと思ったが山頂は冷たい風の通り道となっており、
風よけできそうな場所もなかったので、結局5分程の滞在で山頂を後にした。
ちなみに山頂ではセルフィーで写真を撮りまくったが、帰宅して写真を見返すと運動不足+過食でより肥った自身の残念すぎる姿が本当にガッカリ過ぎて、
結局後ろ姿の写真1枚のみ採用し、他はすべてボツとした.........。
(写真:数日前に降雪があった富士山 この日は立派な雪富士に仕上がっていた)
左のすこし大きいピークが黒岳、右のピラミダルなピークが釈迦ヶ岳である。
釈迦ヶ岳は周りの山と比較して標高やサイズはそれほどでもないが、中央道を運転しているとやたらと存在感のある山でありずっと前から気になっていた。
ようやく今日その山の登頂が叶うといったところである。
途中三つ峠山方面と黒岳方面への分岐ルートがあり、黒岳方面に登山者はほぼほぼいないだろう思っていたのだが、
実際ハイキング客と結構すれ違うタイミングがあり、富士・御坂がかなりメジャーなハイキングエリアだということに気づかれた。
(写真:河口湖市街地と後ろに鎮座する巨大な富士山)
御坂峠~黒岳へと至る区間はアップダウンが結構激しく結構消耗させられた。
それにしても予想を遥かに超えてブナやミズナラの大木が立派であり思わぬ嬉しい誤算であった。
(写真:再び富士山のビューポイントでシャッターを切った一枚)
車の往来の激しい印象の御坂峠であるが、今現在実際に車が通過しているのは近代工事で作られたトンネルであり、
元祖御坂峠ともいえる山側は天然の広葉樹林が広がる日当たり良好な明るいスポットであった。
本社ヶ丸から3時間以上ひたすら歩き続けて、ようやく昼過ぎに黒岳山頂に到着できた。
ちょうど昼時ということもあって、山頂やその先にある展望スポットはハイキング客で賑わっていた。
黒岳に到着した後も、引き続き登山が続く。黒岳~釈迦ヶ岳間は概ね広葉樹林に囲まれたいい感じのトレイルであった。
釈迦ヶ岳直下はピラミダルな形状そのものな長い急登が続き、ここまで歩き疲れた身体に結構堪えるものがあった。
(写真:釈迦ヶ岳山頂付近から俯瞰した黒岳と三つ峠山)
少し遅い時間だったこともあって釈迦ヶ岳山頂は貸し切りであった。
山頂は富士山をはじめ多くの山々が望める展望台となっており、週末の晴れの昼時には多くの登山者を迎えていることが想像できた。
時間があれば欲張って大栃山経由で下山したかったが確実にヘッデン下山となってしまうので、大栃山は別の機会に訪問することにしてそのまま麓を目指すことにした。
今回下山はコルから延びるショートカット道を選択したが落ち葉が積もりまくりな急斜面で、
てっきしマイナールートかと思っていたがエアリアを見るとめっちゃメジャールート扱いされている道であった。
釈迦ヶ岳から2時間程度でゴールの桧峰神社バス停に下山できあとはバスに乗って石和温泉に向かうだけとなった。しかしながら一向にバスが来ない...。
山梨の路線バスは時間通り運行できないイメージを持っているので、念のためバス会社に電話したところ予想通り遅れているとのことだった。
しかしながらその遅れが酷く30分待っても一向に来る気配が皆無で、再度電話したところ、あと15分でバスが到着するとのお詫びが入り、
バスは結局50分近く遅れてようやくバス停に到着、無事に乗車でき、ようやく帰京できる見込みが立った次第であった。
夜7時頃に石和温泉に到着し、公衆浴場で汗を流し、最後に近くの中華屋でひっそりと一人で打ち上げた後、最後は長い鈍行電車で大締めとなった。