天気 :高曇り
メンバー:ひとり
行程 :芦屋川駅7:30→(B懸尾根)→風吹岩9:10→(雨ヶ峠~黒岩谷西尾根)→六甲山11:50→(白石谷)→有馬温泉13:10
仕事の都合で神戸に1日滞在できる機会があって、登ってきました。
<山行記録>
仕事の都合で神戸に1日滞在できる機会が得られたので、六甲山ハイキングを計画/実行することにした。
始発での新幹線移動だと登山開始が朝9時半となってしまう。
そのため夜行バスを使って朝6時に三宮入り、値段は破格の4,800円!
(しかししんどかった...。そもそも仕事での移動な訳で勿論会社から新幹線移動は許可されており浮かした交通費をお小遣いにはできない。切ない節約である...。)
さて、バスを降りて仕事の道具や服とハイキング道具一式を持ってきたつもりだったが、ここでハイキング道具一式を東京に忘れてきたことが発覚....。
服装だけはハイキングできる装いだったので、急遽ドンキで靴(上履きみたいなやつ)とカバン(街歩きの小さいやつ)と温泉後の着替え一式を購入、8,000円の無駄な出費となった...。
コインロッカーに仕事の道具を保管して阪急電車で芦屋川駅へ、時刻は朝7時半、ドタバタな茶番を経てようやく活動開始である。
炎天下の中、芦屋の中堅豪邸群(とは言え相当金持ち)を抜けていくと滝の茶屋があり、それを抜けた先に「高座の滝」(写真撮り忘れた)がある。
メインルートは尾根上を進んでいくが、今日はB懸尾根経由なのでメインルートを外れて地獄谷沿いを進む。
このルート、誰もいないと思いきやトレラン軍団にハイキングを楽しむ家族に大賑わいであった。
地獄谷は予想以上に起伏に飛んだルートで30分程のミニ沢登りを楽しんだ。
堰堤が見えてきたところから尾根ルートに変わるが、これが中々えげつないアップダウンであった。
おまけにこの日は強烈に蒸し暑く、今日は(怒られ案件になるが)街歩きの靴とカバンで登山をしてるので、ちょっとした登りで著しく体力を消耗してしまった...。
B懸尾根のエグいアップダウン、気温35℃、湿度70%、風もなく蒸し風呂状態、おまけに不慣れなバス移動で体調もイマイチで、結果かなり疲労困憊になってしまった...。
わずか標高差400m、水平距離約2kmのハイクでここまでやられるとは思ってもみなかった...。
真剣に熱中症になりかけていたのだと思う...、一時は撤退しようか本気で迷うほどだった....。
そんなこんなで風吹岩にようやく到着、ここで大休止とした。
到着するなり、恥ずかしながら山タイツとTシャツを真っ先に脱いで、その後は横になってひたすらクールダウンと疲労回復に務めた。
風吹岩からはしばらく平坦な道が続いたおかげでだいぶ体調回復することができた。
一方この辺は蚊が多いようで、タイツを脱いでむきだしの足を数か所嚙まれてしまった...。
途中ゴルフ場を横切る...、大都会の山ならではならではといえようか...。
(なんせ関東で言えば横浜と田園調布の横に巨大な山がそびえているようなものである。)
雨ヶ峠の先にある沢でしっかりクールダウン、六甲山へは一般に七曲りを登るが、人混みを嫌って今回は黒岩谷西尾根を選択した。
この辺りは相当山奥だと思いきやそうではなく、地図をみると芦屋ハイランドからわずか40分程の距離であることに気づかされた。
芦屋ハイランドは自宅から街に出る度に有料道路で交通費を支払わねばならない珍住宅地であり、また日本のビバリーヒルズでもある。
途中クワガタムシ(メス)を発見、何クワガタだろうか。。。
1時間程急登を登り上げると車道が出てきて自販機を発見。
「六甲山=自販で飲料水の確保が一般」と考えていたのでここでペプシコーラを購入し惜しまず一気飲みした。
出発から4時間程以上掛かってようやく六甲山最高峰に到着!なかなかしんどい山であった。
余裕があれば摩耶山にもいけないかなあと考えていたが見通しが甘かった...。
‘‘峰‘を手で隠しての記念撮影は次回のお楽しみにしておこう。
下山は白石谷ルートを選択したが、こちらも起伏にとんだルートで思わぬ充実感を得ることができた。
ちょっとした沢くだりもあって中級ルートといった感じであった。
白石沢を抜けたらあとは一般道で、ここまでくればひたすら有馬温泉を目指すのみである。
この先に核心は無いので、もうとにかく頭の中は温泉のことで一杯であった。
有馬温泉は流石関西有数の一大温泉地だけあって中々の賑わいを見せていた。
当初は老舗の上大坊に立ち寄りたかったが日帰り入浴は15時からで諦め、金の湯は大混雑でこちらも諦め旅館康貴さんを今回利用したが、
おかみさんがとても親切で、お風呂も金湯銀湯の両方が楽しめて、しっかりリフレッシュすることができた!
帰路は久しぶりの神鉄だが、神鉄といったらゆるキャラ「しんちゃん」、電車の前に置いてあるぬいぐるみが印象的で、この絵を見る度いつも何だかいいなあと思ってしまう。