天気 :曇り時々晴れ
メンバー:ひとり
行程 :梁川駅:5:50→寺下峠7:40→倉岳山10:00→九鬼山14:50→田野倉駅16:20
2023年の厳冬期前半は、所用、仕事や体調不良等で全く山ボードに行くことができていない。
おまけに体力までガッツリ落ちてしまった。。。
雪山に行く体力もなく時間もないといった悲しい状況だが、そんな現状の中で今やるべきことといえば3月以降の山ボードツアーシーズンに向けた低山での体力作りと言えるだろう。
これは2023年2月、里山に登った記録である。
多少体にムチ打つくらいの体力系山トレがしたく、目指すは道志山塊、今回上野原町から秋山村の山を一つ越えて道志山塊を縦走し都留市に下山するルートを計画した。
(後述のとおりその後計画は変更。)
計画したルートは長丁場、その為前日八王子のネットカフェで仮眠、始発でのアプローチとした。
早朝暗い中梁川駅のホームに降り立つと、東京に比べて大分ヒンヤリするし街中で積雪がある、大丈夫だろうか...。
道路を歩いて登山道に入ると道はびっしり雪に覆われており、人間の踏み跡は無かった。
ところどころにある足跡はすべて獣のものであった。
ラッセルは殆ど無い一方、湿った雪でとにかく登り坂が滑る...。
途中一部急斜面のトラバースゾーンに出くわしたが、雪のせいで滑落注意なハードゾーンと化しておりおり、安全地帯に登り上がるまでに相当体力を絞られた。
寺下峠までは単なるウォームアップと高をくくっていたが実際のとことんでもなかった。
かなりの体力を消耗した結果、この状態で道志山塊に突っ込むのはしんどすぎると判断、目標を倉岳山~九鬼山に変更した。
倉岳山方面は引き続きノートレース、雪道を独占できる喜びもさることながら、登山道をびっしり埋め尽くす湿った生コン重雪にガシガシ体力を削られた。
標準コースタイムを相当オーバーして立野峠に到着、ここで初めて人間の足跡を見た。
ここから倉岳山に向けてはバッチリトレースができており、最後は結構な急登ながらそこまでのハードさは感じなかった。
ようやく主要なピークと言える倉岳山に到着、山頂から富士山が見えた!
山頂ベンチは先行登山客に使われていたので横に座ってプチ休憩、時間が少しおしているので早々と次の目的地(高畑山)を目指した。
倉岳山~高畑山間は多くの踏み跡があって大分楽に進むことができた。
しかし目指すはかなり先の九鬼山である。
おまけに高畑山から先、トレースが一気に薄くなった。どうやら見た限りだと降雪後にここを通過したのはたった一名のようであった。
途中大桑山というピークを越えるが、ここのアップダウンが結構しんどくこの日の頑張りどころとなった。
大桑山から大分下ると林道を横切る。林道上は雪が無いので本当に歩きやすく、日向で横になって少し休憩した。
ここから林道伝いに6km歩けば麓に降りることもできるが、ここ折れたら男が廃る、当然ここは九鬼山を目指すのみである。
休憩地点から黙々と登り続けて、14時50分、ようやく最終目的地の九鬼山に到着した!
積雪や疲労を考慮して時間がおしてしまうことを覚悟していたが、思った以上に早い時間に着くことができ気持ちも楽になった。
時間が遅かったこともあって、山頂には誰もいなかった。
一人で記念撮影を済ませ下山に取り掛かる、麓迄は1時間程だが急坂なので最後に気を引き締めた。
途中天狗岩に立ち寄って富士山を撮影、いいアングルなのだが天気や時間の関係で残念ながらめっちゃ霞んだ写真になってしまった。。。
山頂からは1時間程で麓に到着、ここから電車の最寄り駅までが結構な距離で、最後の歩きが以外としんどかった。
駅近くのコンビニでルービーとおつまみをGET、駅中の待合室でほっそりと一人で打ち上げ、その後各駅電車を何本も乗り継いで自宅に帰った。
今回は標高1000mに満たない里山ハイキングながら久々の山歩きは相当体に堪えるものとなった。
とは言え、十分納得できる充実感を得ることができた。
引き続きコンスタントに山トレをこなしつつ、できるだけ早いタイミングで雪山にカムバックしたいところである。