日時 :2020.10.19〜20
天気 :19日:曇り、20日:ガス後曇り一時晴れ
メンバー:ひとり
行程 :19日:音金登山口8:40→(MTB)→二岐温泉11:10→大白森山15:00→甲子山16:30→坊主沼避難小屋17:40
:20日:坊主沼避難小屋6:40→三本槍岳8:30→流石山10:40→三倉山12:10→音金登山口15:20
今秋も例年にもれず天気が死んでいる。。。
9月末と10月2週目に計画していた山行は両方とも雨で中止となり、週末17,18日も悪天候で山行を見合わせた。
もう有給で平日に山に行くしかないだろうと19,20日の平日に那須まで遠征したものの、
予報が外れて19,20日の天気も雨では無いながら残念過ぎる天気で、
晴れ間が見られたのは2日目の午後のみという仕打ち。。。。
紅葉は天気のせいもあるがイマイチであった。
今回のルートの最大のネックは移動手段、当初湯野上温泉から二岐温泉までタクシーを使用予定で予約の電話を掛けたところ、
何と廃業してしまったの事であった。
会津若松からのタクシー配車が現実的だが軽い気持ちで二岐温泉に荷物をデポして下山口に車で移動して、
車を置いて自転車で二岐温泉にアプローチする選択をしてしまったがこれが失敗であった。
二岐温泉~音金登山口まで車で一時間.......、序盤はほぼ下りながら最後はヒルクライムもあって、
自転車でのアプローチに2時間半を要し、おまけに足はパンパンになってしまった。
最初から足がパンパンなので幕営道具一式入ったザックは当然ながら重く、ずっとカメさんペースで進んでいく。
今日は天気が悪いのは織り込み済み、明日は晴れるだろうというモチベーションで進んでいく。
しかし出発が遅れてしまい日没が避けられなそうだ。。。
へッデン登山確定での入山となるので少し反省だが、GPSもあるし堂々とした気持ちで進んでいく(こういったメンタルは結構大事)。
ブナハリ(食)、ナメコ(食)、ツキヨタケ(毒)のコラボレーション。
季節もすっかり秋であると実感、しかし天気が冴えないぜ。。。
大白森山から甲子山方面を見たとき急峻で高い山が見え、これが甲子山かと最初ビビッたが、甲子旭岳であることが判って内心ホッとした。
大白森山、甲子山、いずれも青空が広がっていたら素晴らしい光景であっただろうが、それにしても今日は天気が残念過ぎた。。。
ここから小屋までは微妙なアップダウンもあって最後の踏ん張りであった。
日没を迎えて最後の30分はヘッデンのお世話になって小屋に到着!
小屋はラッキーなことに貸し切りで、とても綺麗で大切に使われていることが伺えた。
貸し切りなので音楽を流しつつラーメンを食べてお茶割でホロ酔いといった、つかの間の幸せな時間を過ごし就寝した。
翌朝、今日はどこでご来光を見ようかなって想像しつつ小屋の扉を開けたら、強風が吹いててガスガスやった...!
ショック大きくふて寝して朝6時半、視界20メートルの中スタート。
何にも景色が見えず、三本槍岳手前の分岐迄到着。
もう来ることも無さそうなので三本槍岳のピークは一応踏んでおくことに、もちろん感動はない。
大峠に向かう途中で登山者に出会った。話を聞いたら大峠は青空が見えるとのことであった。
それを聞いた時にはまったく想像できなかったが、少し下ったら視界が開けて那須の山々のシルエットが浮かび上がってきた。
晴れていたらどんなに爽快な景色であっただろうか...!
登山者の言った通り大峠手前で青空が見えたので写真撮影。
山の風景は青空がないと感動は8割低下なので、縦走に青空は欠かせないポイントである。
天気がイマイチでも裏那須の縦走路が目の前に現れた時にはマジで興奮して思わず声を上げた!
しかしガスってなくって本当に救われた!いいシルエットだなあ!
ちなみにこの稜線は以前、沢登りで井戸沢を遡行したときに訪れている。
記録を振り返ると青空に茶臼岳にニッコウキスゲに青々とした稜線となんとも贅沢な1日であったようであった。
ここをずっと歩いていく事になる。まだまだ先が長いのでゆっくり進んでいこう。
大分歩いて三倉山に到着!ここでチキンラーメンをペロリと頂き大休止。
さあ、後は下りだ、頑張ろう!
最後で晴れてきたよ、マジ無いわー!
2日間ずっと歩き続けてたから最後の下山は足がほぼ売り切れでホントしんどかった。
しかし毎度のことながら今日も無事に下山できてよかった!
湯野上温泉で汗を流して二岐温泉で自転車を回収、高速代の節約も兼ねて白河、新4号経由でゆっくり帰京した。
いよいよ奥多摩奥秩父の紅葉シーズンに突入したので11月は貪欲に山に行きたい気持ちだったりする、あとは天気次第である....。
ちなみに那須は冬に会津駒ヶ岳に山ボードに行った翌日、甲子旭岳の登山で再訪予定である。
<今回のルート>