天気 :晴時々曇り後晴
メンバー:ひとり
行程 :見ノ越2:40→(MTB)→三嶺登山口3:30→三嶺6:20→次郎笈12:10→剣山13:20→見ノ越14:30
GW3日目は徳島で川下りの予定で、目的の川に行ってみたら身の危険を感じるレベルの大激流であった.........。
前日の豪雨の影響だろうか。水が引くまで2~3日はかかると予想し、予定を変更しGW4日目は名峰三嶺での登山とした。
<山行記録>
GW3日目は当初徳島県の日和佐川でパックラフトの予定であったが、現地に行ってみると川は身の危険を感じるレベルの大激流で、活動を諦めざるを得なかった。
パックラフトはここ2~3日間は難しいと判断し、プランを登山に変更することにした。
5月5日は今回の遠征で最も天候が安定する予報の1日であり、できればそれに相応しい山を選びたいと思った。
そうなると選択肢は限られる。今回は剣山地随一の名峰「三嶺」に登り、更には欲張って次郎笈~剣山と縦走する周回コースに決めた。
それにしても県内の移動となるが、日和佐から見ノ越までは遠かった。
特に神山町~見ノ越間は中々の酷道であり、GWといった時期で車も多く、運転に難儀した。
更に驚いたのは見ノ越の駐車場で、前日夜7時半頃に現地に到着したのだが、何と既に9割近いスペースが埋まっていた。
(流行りの車中泊だろうか。剣山に登るのなら暗いうちから登る必要は無いと思うのだが........。)
その後もどんどん車がやってきて、おそらく夜9時頃には駐車場が満車になってしまったと思う。
それにしても早い時間に到着しておいて良かった。危うく駐車場難民になるところであった。
深夜2時過ぎに起床し、暗い中、まずは用意したMTBで8kmほど離れた三嶺登山口を目指す。
既に5月だが標高が高いだけあって、現地は思いのほか寒く、MTBに乗っていて手がすっかりかじかんでしまった。
因みに見ノ越~三嶺登山口間は概ね下りなので、MTBを使えば三嶺登山口まで労せず到着できるといった計画である。
登山道に入ってから長い登りが続くが、登っている途中にお腹の調子がすこぶる悪くなってしまい、この区間が結構キツかった....。
朝4時頃には空も明るくなって、ダケモミの丘付近で日の出を迎えた。
(写真:山の中腹で迎えた日の出。空には雲が残っておりスッキリとした日の出にはならなかった。)
ダケモミの丘を越えると徐々に森林限界の様相となって開放的になってきた。
森林限界まで到達すると雑誌やガイドブックなどでよく見かける笹に覆われた尾根が現れ、四国随一の名峰「三嶺」に登っていることを実感させられた。
山の肩まで上がると、少し先に三嶺の山頂が確認できた。
まだ朝6時だが、既に多くの登山者が山頂に登っているようであった。
山頂周辺の地形はたおやかで、池塘や山小屋もあった。
今ここにいる登山者は、おそらく昨晩、この山小屋に泊っていたのだろう。
後で調べてみると、山小屋は無人小屋のようで部屋も綺麗そうであった。
山頂直下に位置し、絶景が望める場所に建っているとくれば、おそらく週末はかなりの混雑が見込まれるのではないかと思った。
もし利用するとなれば、有給休暇を使って平日に利用するのが賢明だろう。
朝6時20分、三嶺山頂に到着した。
写真は私一人だが、周りには数多くの登山者がおり、順番を待っての記念撮影となった。
(写真:西側に長く伸びる天狗塚方面の稜線。ここは完全にノーマークであった。
人も少なそうで、のんびりとしたハイキングが楽しめるに違いない。
中々来れない場所ではあるが、いつか訪問したいと思う。)
さて、今日は長丁場である。三嶺には登頂できたが、ここは剣山まで続く長い長い縦走路のスタート地点でもあるのだ。
途中、後ろを振り返ると三嶺の端正な山容が目に留まって、その度に思わずシャッターを切っていた。
そのおかげで同じような写真を何枚も量産してしまった。
距離が離れても三嶺は縦走路から常に目立つ山だった。
四国は百名山の石鎚山が人気No.1だが、No.2がこの三嶺だった気がする。
しかしながら、納得の秀峰である。
白髪避難小屋は三嶺~剣山のほぼ中間地点にあり、もし剣山~三嶺と縦走する場合はうってつけの宿泊拠点になるだろう。
小屋の外で夕暮れの三嶺も拝みつつ、ウィスキーを嗜むといった極上時間を味わえそうな感じでもあった。
そういえば以前は縦走登山の時には雪渓の雪を利用して担ぎ上げた山崎を冷やして飲んでいたことを思い出した。
いつの日からか山崎が手の届かない高額商品へと代わってしまい、今ではテン場や山頂では専らビールか安焼酎を飲んでいる。
山に合う美味しいウィスキーの発掘が私の新たな命題である。
縦走路は開放的な笹の草原がところどころに現れて、飽きさせなかった。
(ちなみに写真に写ってる人はたまたまそこを歩いていた知らない登山者の方になります。)
縦走路の途中にある小ピークの高の瀬までくると、笹に覆われた巨大な稜線とその頂点にある次郎笈を俯瞰できた。
途中まではなだらかそうだが、ここからはまだまだ距離がありそうで、おまけに次郎笈直下の登りは意外としんどそうに見えた。
丸石避難小屋を過ぎて、ようやく目の前の風景が笹尾根となった。
ここから本格的な登り区間が始まる一方、風景は今までとは打って変わって開放的になり、実際、ここから次郎笈までの区間が今回の山行で最も印象に残る区間であった。
小ピーク「丸石」は絶好の写真撮影ポイントであった。
一直線に延びる稜線と端正な次郎笈をバックにしっかり記念撮影を済ませた。
丸石から一旦下った先にあるコルから望む景色もなかなか上々であった。
次郎笈直下は急登を覚悟していたが、実際は地図通りというか、標高差300m程の普通の登りで、結局あっけなく登り上がってしまった。
そして次郎笈に到着して驚いたのは今までのルートとは比較にならないレベルの「人の多さ」であった.......。GWだけあって、ここに至るまでに相当数の登山者とすれちがってきたが、山頂の人の数はその比ではなく、
高尾山やアルプスの混雑に勝るとも劣らないレベルであった。
以前、剣山に登った時に、次郎笈へと延びる尾根が清々しく立派だった記憶が残っていた。
今回は次郎笈から剣山を望んでみると、悪くはないが、何だかノッペリとした印象をもった。
前回剣山に登った時は快晴の早朝だったからか、もっと瑞々しく爽快な印象だったのだが、
今回は春の昼下がりだからか、空気は霞み、植物も淡く、地味な印象をもった。
剣山は観光リフトが敷設されているので、観光客が多いのはわかるが、剣山よりも標高が低く、
登り返して次郎笈までわざわざ歩いてくる人がこれほど多いとは思ってもみなかった。
そして次郎笈よりも人、人、人な剣山山頂.........。
過去、夏の早朝に登った時は人もまばらで快適だった記憶だが、今日は打って変わってまさにテーマパーク会場の様相であった。
剣山までくれば、ゴールの見ノ越までは残り1時間ほどで、この区間は特別に見所もないので、さくっと下山して無事活動を終えた。
納得のいく天気の中、長い縦走路を踏破しつつ三嶺、次郎笈、剣山といった名峰にも登頂できて充実の1日となった。