天気 :晴
メンバー:将太郎
行程 :黒滝山登山口5:10~黒滝山7:50~大佐飛山10:30~黒滝山12:40~黒滝山登山口14:40
3週連続登山遠征、今週はこの時期限定ともいえる栃木男鹿山塊の大佐飛山に登ってきました。
前日仕事でヘトヘトになりつつ夜9時過ぎに自宅着、しかし数時間の仮眠を経て向かうは東京から約200km離れた那須の大佐飛山である。
深夜1時前に自宅を出発、世田谷で友人をピックアップして一路北へ向かう。
今回の大佐飛山は100%私のチョイスであるものの、那須はやっぱり遠い。
自身3週連続の遠征となるので体力・金銭の両側面からもぶっちゃけ「丹沢の沢か岩トレでぶっちゃけよかったんとちゃう?」って運転中のこの時点では思ったりしていた。
幸い睡魔や疲労に襲われることなく朝5時、オンスケで登山をスタートすることができた。
大佐飛山は体力的にハードな山に分類されるが、スタートから中間地点の黒滝山までがかなりしんどい。
踏ん張って歩かないといけない急斜面な登山道が多く、序盤早々結構な体力を絞られた。
長い急登をやり過ごすとやっと雪が現れてきて、(残雪期ではあるが)冬の山らしくなってきた。
登山道の木の合間から遠くに大佐飛山に続く稜線を俯瞰することができた。
朝一番はガスに覆われていたが自分たちのペースに合わせるかのように次第にガスが取れていってくれた。
出発からほぼ休みなく歩いて2時間半、黒滝山到着、登山口からここまで標高差約900mを一気に登り上げたてきた。
山頂からは那須野ヶ原を一望することができた。
さて、ここからが大佐飛山の本格ハイクゾーンとなる。
数値上は標高差200m程度ながら道中結構なアップダウンが続くので、ここを中間地点とみてよいだろう。
青い空に白い雪に木々の緑、この時期の山ならではの映えるコントラストである。
この日の朝は気温が低く雪上はカチカチ、ノーアイゼンでは結構滑った。
自分は全行程をノーアイゼンで通したがもうすこし計画的に軽アイゼン/チェーンスパイクを使ったほうがよかったかもしれないと思った。
大長山を越えると大佐飛山のメインディッシュといえる天空回廊がお目見えである!
賞味期限間近で雪はだいぶ少なくなっていたが、とても気持ちの良い、文句なしの素晴らしいルートであった。
天気も良いし、途中でまったり休憩をとって、記念撮影もバッチリ済ませた!
いや~最高です!
天空回廊が終わると、最後は山頂に向けての緩い登りとなる。
山頂までは一見近いと思いつつも中々近づかないといった感じで、頑張りどころであった。
スタート地点から5時間半近くを要してやっと大佐飛山に到着!
前日に小雪が降ったようで木に積もった雪がパラパラ落ちてきてここだけ真冬な感じであった。
帰りは天気が完全に回復して那須連山、日光連山、高原山等の山々を一望することができた。
再びアップダウンを乗り越えて黒滝山に戻ってきた。
ここからゴールまでは概ね下りなので少し気も楽である。
黒滝山からはさくっと普通に下って、14時40分頃、登山口にようやく到着となった。
結構ガチに歩いて往復9時間半を要した感じで、結構ハードと感じれる山であった。
一方YAMAPやヤマレコの記録を見ると7時間程度で登っている記録が多く、最近奥多摩トレで体力に自信がついていた矢先、それらを見てマジかよ~って思った。
(チェーンスパイク+トレランシューズで、ハイキング荷物で行かない限り私にはとても無理なコースタイムである。)
那須まで来たら温泉に行かない手はないだろう!
首都圏からこの山に登る際に利用する登山客が選ぶ温泉は板室温泉か鹿の湯が典型だが、私は迷わず若者や山ガールが絶対行かないであろう「雲海閣」をチョイスした。
体の芯まで温まり、体に服に硫黄臭さが半端ない(笑)。友人もとても気に入ってくれたようでここを選んでよかったぜ!
行きの運転中の思いはさておき、結果的に山に温泉に結構充実で、わざわざ那須に足を運んで大正解の一日であった。