日時 :2020.11.03
天気 :曇りのち晴れ
メンバー:ひとり
行程 :めがね橋8:10→(碓氷川本流~右俣)→旧中山道合流11:10→(林道歩き)→霧積温泉金湯館14:10→(入浴)→(MTB)→めがね橋15:50
先月末に妙義エリアで十分満足いく山行ができたのですが、中々山に行ける日も多くないので、
今回はソロで再遠征し、前から温めていた碓氷川本流の沢歩きを楽しんできました。
今回は沢登りでなく沢歩きにトライ、登攀要素0でザイル、ハーネスは携行せず、沢装備は沢足袋、メット、2mシュリンゲ2本程度です。
(とはいえ、山の基本装備一式、地図やコンパスやGPSは当然携行します。)
天気は曇りのち晴れとややイマイチでしたが、メインの場所は晴れたのと前から気になっていた霧積温泉金湯館に訪問できたのでOKでした。
早朝霧積温泉の駐車場にMTBをデポするなどの事前準備を一通り済ませ、朝8時過ぎにめがね橋を発って遡行を開始した。
沢に降り立つと前日の雨のせいか水量が多少多そうで、ヌメリも強めな沢床なので少し緊張しての入渓となった。
(うっかり転倒して骨折といったパターンはソロ山行では致命傷であって意外と馬鹿にはできない。)
スタート早々、取水堰にぶつかるが登山道を利用して簡単にそれを巻きつつ、再度沢に降り立って、
ここから純粋な碓氷川本流沢歩きが開始となる。
手ごわい滝やゴルジュは一切なく、終始平坦なナメを中心とした沢筋がひたすら続く。
時折数mの滝に出会うがどれも簡単に巻くことができた。
後半に入って日差しも見え始め、紅葉も顕著になってきて思わずテンションが上がった。
碓氷川は気持ちの良い晩秋の沢歩きにピッタリの沢であった。
遡行中は鼻曲山への登頂を諦めていなかったので、やや早歩きで遡行し約3時間で旧中山道に合流、ハイキングシューズに履き替えた。
(なお鼻曲山は時間的余裕を考慮して今回はあきらめざるを得なかった。鼻曲山は浅間隠山とセットでいつか登頂を狙っている。)
中山道の旧碓氷峠周辺は多くの石仏や広場が見受けられ、交通の要であったことがうかがえた。
ここから当初の計画を変更し、林道経由で直接霧積温泉を目指すことにした。
林道は公共交通機関の接続もないルートである為、人に出会うことはなかった。
日当たりもよく紅葉最盛期でのハイキングの穴場ともいえる道であった。
途中、いつか遡行したい墓場尻川の遡行終了地点も通過した。
林道は途中行き止まりとなって、霧積温泉の駐車場までは下りベースの登山道となる。
駐車場から金湯館までは再び登りベースの登山道となるが意外と急登であった。
(日帰り温泉の入浴客はこの登山道を30分登って金湯館にアクセスすることになる。)
遠くの谷の狭間に小さな温泉旅館が現れたとき入浴させてもらえるが少し心配になったが、
行ってみると快く日帰り入浴を迎え入れてくれた。
温泉は硫黄臭のする透明なお湯がオーバーフローで注がれる贅沢な源泉かけ流しであった。
とろんからだを包み込むような優しいお湯で入浴後はポカポカで肌もすべすべになった。
時間的にたまたま利用客が自分ひとりであったので、とてもリラックスでき大満足であった。
活動の締めは駐車場に歩いて戻ってからデポした自転車での20kmダウンヒルである。
紅葉並木を爽快に駆け下り最後は少し上り返してめがね橋には午後4時前に到着することができた。