日時 :2025.01.13
天気 :晴メンバー:ひとり
行程 :大倉7:10→塔ノ岳10:00→丹沢山11:00→蛭ヶ岳12:40→檜洞丸15:20→西丹沢自然教室17:00
丹沢の中でもロングコースな蛭ヶ岳~檜洞丸縦走。
いかんせんロングコースでアップダウンもえげつないのでずっと歩くのを躊躇ましたが、意を決して今回歩いてきました。
<山行記録>
またしても東急電車延伸によって自宅から最寄りの山となった丹沢で登山である。
といっても大倉でさえ自宅から片道2時間.........、毎度ぼやくが山が余りにも遠すぎる.........。
さて、今日は檜洞丸をつなげたロングコースを歩く予定である。
バカ尾根ではできるだけ足を疲労させないように、この日は前回以上にゆっくりと歩き進んだ。
自分はペースを上げると早々に脚に疲労が溜まってしまい、一旦疲労すると登りで脚を前に出せなくなってしまう...。
なんせ今日は檜洞丸の登頂を狙っている。その為オーバーペースは厳禁といったところである。
ゆっくり歩いてはいるが、決して極端にペースを落としている訳ではない...。
それにもかかわらず、この日もバカ尾根でざっと30人近いおじさん/おじいさん達にガンガン追い抜かれてしまった....。
(みんなどんだけ健脚やねん.........、しかしえらい体力だなあ......。)
堀山の家を越えたところで富士山が垣間見たところ、山頂は純白に仕上がっていた。
つい最近随分とまとまった積雪があったのだろう。
富士山といえば5月の山ボード、それに向けて遠慮なくガッツリ雪が積もっていてほしいものである。
毎々しんどいと感じてやまない花立山荘直下の長い急登だが、この日は足の筋肉を消耗しないようゆっくり登ってきたことが功を奏して快適に登り上がれた。
もはや超定番すぎるが、後ろを振り返っての大山と相模湾の俯瞰写真である。
間近に海が望める山は全国に多くあるが、私はそういった山々が好きである。
大分塔ノ岳に近づいて富士山が大きく見えるようになってきた。
かれこれ色々な山から富士山を何十回何百回と見ているが、毎度の如く富士山の写真を撮ってしまう。
それだけ断トツに拍のある唯一無二の圧倒的存在といえようか......。
この日は3時間近くをかけての塔ノ岳登頂となった。
いつもより遅いが、正直これくらいのペースで登るのが自分には丁度良い気がした。
珍しく山頂標識の前に人がおらず、近くにいた方が「写真とりましょうか」と声をかけてくれたので、
お言葉に甘えてめずらしく塔ノ岳で記念撮影を済ませた。
早々に塔ノ岳を後にして次は丹沢山を目指す。
ここからは中々の絶景が続く、しかしながら、何度も訪れすぎている為、写真構成が毎回同じようになってしまうところが少し悩ましい次第である........。
塔ノ岳から1時間程歩いて丹沢山山頂に到着、こちらもすっかりお馴染みすぎる山頂となってしまった。
丹沢山山頂まで至れればそれだけで十分達成感が得られるのだが、今日は蛭ヶ岳、さらにはその先の檜洞丸まで目指す行程であり、
まさにここからが本日の登山の本番いった感じだろう。
(写真:丹沢山山頂から望む富士山は素敵である。今日は観音様もいれて撮影してみた。)丹沢山で少し休憩を挟んだ後、蛭ヶ岳に向かう。
ここまで体力的に負担がかからないマイペースで歩き進んでいるが、切なくも今日のコースを考えると時間が大分押してしまっていることに気づかされ、
しんどっくなるが仕方なくここで少しペースアップすることにした。
それにしても良い天気である。東京のすぐ隣でこういったハイキングが楽しめる丹沢山塊は今の私にとって貴重な存在となっている。
定番すぎる蛭ヶ岳の写真、表側から登る場合だと、いつもこの構図ばっかしになってしまう(笑)
そして12時40分、ようやく蛭ヶ岳に登頂した。今冬ここで何回記念撮影したことか.........。
冬型の場合、蛭ヶ岳周辺は午後12時を過ぎるとどうしても富士山から雲が流れてきて、曇天気味になってしまう....。
この日はそんな雲と青空がいいコントラストを作っていた。
檜洞丸に登頂するのであれば遅くとも午後1時には出発したい。
そんな訳で急いでカップラーメンを調理して美味しくいただき、午後1時、いよいよ檜洞丸に向かって出発を切った。
正面に対座する檜洞丸、蛭ヶ岳から望むとだいぶ小さなピークにしか見えないのだが、実際標高1617mと標高は蛭ヶ岳に近い山である。
一回めっちゃ下って、その後臼ヶ岳に登り上がって、そこからしばらく小さなアップダウンが続く。
途中、シカの集団に出くわしたが、シカは食事に夢中で、カメラを構えて音を出しても一向に振り向いてくれなかった。
奥秩父方面を俯瞰、雪が積もっていそうであった。真後に振り返ればつい先ほどまで山頂にいた蛭ヶ岳がどっしりと鎮座している。
最後は檜洞丸山頂まで300m近い急登のアップとなり、気合でひたすら登り上がるのみであった。
青ヶ岳山荘も久しぶりで、いつも静かなイメージだがこの日は管理人と宿泊客がいたようで営みを感じた。
午後3時を大きく過ぎて最後の山頂、檜洞丸に到着。
すこし西に歩けば富士山ビュースポットだが、到着した時は時間的に見事に逆行であった。
犬越路方面に尾根上を進む場合は富士山と対峙しながら景色を楽しめるので、次回は早い時間に檜洞丸に登頂して、
檜洞丸~大室山~畔ヶ丸とつなげるロングコースを歩いてみたいと思った。
さて、何だかんだでバスの時間と日没が一気に迫ってしまい、明るい時間に下山できるか微妙な時間になってしまった....。
つつじ新道は中々の急坂が続くが、バスに間に合わせるべくコースタイムの1/2のペースで一気に駆け下りた。
夕暮れも迫ってきた中の冬の丹沢の山肌も中々乙である。
最後のほうはジョギングに近いようなハイペースで歩き続けて山頂から1時間半で下山完了、バスにも間に合った!
バスの中で持参していたルービーで一人ひっそりと祝杯を挙げて活動終了となった。