天気 :晴れ時々曇り
メンバー:ひとり
行程 :ヤビツ峠8:00→塔ノ岳11:00→丹沢山12:00→塔ノ岳13:30→鍋割山14:30→寄17:00
先週の雪山遠征で山トレ(トレランでなくただの山歩き 笑)の重要性を身に染みて実感...。
そんな訳で今週末も山である。場所は久しぶり過ぎる丹沢を選んだが、天気に景色に最高で、登り甲斐も十分感じれる充実山行となった。
自宅から公共交通アクセス難であった丹沢だが、東急電車が新横浜まで開通したことで、サービスエリアで有名な海老名まで電車1本で行けるようになった。
待ち時間を除けば自宅から秦野までわずか1.5時間である。大分近くなったのでこれからより積極的に訪れて行きたいと思っている。
さて今回は路線バスでヤビツに向かい、表尾根で塔ノ岳~丹沢山を目指すメジャールートを登ることにした。
その一方でヤビツ行きのバス待ち行列が異常に混雑すると以前聞いたことがあった。
普通に乗れるのか正直少し不安であったものの出発時刻より早い時間に到着したところ、バス待ち行列はあったが
長さはそれほど大したことがなさそうで普通に1台目のバスに乗ることができた。
しかしバスに乗った後に周りを見渡すと、ものすごい行列が大分先まで続いており、この日は計5台のバスで客を賄っていたようであった。
ちなみに運賃は490円とリーズナブルであった。てっきし1000円くらいするものだと思い込んでいた。
表尾根は整備は行き届いているものの急登が連発するので健脚向けのルートと言える。
なので途中でバテないようにマイペースで歩きたかったが、丹沢の登山者は多くが早歩きでおまけに次から次に登ってくるので、
ペースが乱れてしまい最初の三ノ塔までの登りで大分疲れてしまった。
(特におじさん、おじいさん達が若者以上にめっちゃ早歩きでビビった。。。)
表尾根と言ったら楽しみの1つが富士山の展望である。
まだ序盤ながら富士山にカメラを向けて写真を撮りまくった。
三ノ塔山頂に到着し、東に振り返ると丹沢の隣にある大山を間近に望むことができた。
大山は自身のお気に入りの山だが、その一方でヒルの巣窟地帯でもある。
その為、自分の中では冬(晩秋~初春)限定の山となっている。
(写真:表尾根を拡大、塔ノ岳まで小さく急峻なアップダウンが延々と続く尾根である)
鳥尾山荘から下界を望むと麓に多くの人家を見わたせた。都会の山ならではと言えよう。
何といっても鳥尾山荘~塔ノ岳間が表尾根の体力的核心ゾーンである。
自分のペースでゆっくり歩きたかったが、人が多い丹沢ならではというか常に後方から早歩きの登山者に迫られる感じで、
変にペースが上がってしまいバテバテになってしまった。。。
午前11時、塔ノ岳山頂に到着、山頂には人、人、人...であった。
(大げさでなくても100人くらいいてたと思う。)
そんな訳で山頂でのんびりできるスペースは無く、そそくさに丹沢山を目指すことにした。
(写真:塔ノ岳山頂付近でようやく丹沢山や蛭ヶ岳を目にすることができる)
塔ノ岳を過ぎたら人が減るかなと思いきやそんなことは皆無で、丹沢山に向かう途中も20人以上の登山者とすれ違った。
丹沢の人気、恐るべしである。
午後12時、ようやく目的地の丹沢に到着!ここで昼ごはん(おにぎり)とした。
山荘に伺うと日本酒が販売しており思わず購入、30分近くほろ酔いのひと時を過ごした。
丹沢山から塔ノ岳に戻る途中、富士山は少し霞んでしまっていたが素晴らしい展望がずっと続いた。
それにしてもこの日は中々の登山日和であった。
再び塔ノ岳に戻ると先ほどから人の数がさらに増えており、まさに祭りさながらな風景であった。
後でこの日のYAMAPやヤマレコの記録を見ると丹沢に初めて登った方々が口をそろえて「フェス」と形容していたが、それくらいすさまじい人の数であった。
塔ノ岳からはバカ尾根を避けて鍋割山を経由することにした。
バカ尾根を外れると不思議なくらい登山者の数が減って、この日初めての静かな山歩き時間の到来となった。
(写真:鍋割山山頂から望める丹沢連峰の主峰群、いい構図で撮れた)
鍋割山でみやま山荘で購入したビールを飲みつつ小休止とした。
あとはおおむね下りで楽だろうと思っていたところ、栗ノ木洞という小ピーク(100mくらい)の登り返しがあって思った以上に堪えた。
(鍋割山は寄大橋~コシバ沢ルートが最短で圧倒的に楽だが現在は通行止めのようであった。)
ちなみに時間が遅いこともあってか後沢乗越~寄間で登山者にすれ違うことは無かった。
どうも丹沢は登山者が「表尾根~塔ノ岳~大倉」に集中しているようである。
鹿よけの柵を抜けると登山道が終わり、最後はひっそりとした山中の車道歩きとなったが、この付近、桜の木が特に多いことに気づいた。
桜が満開のタイミング訪れた際には最高の景色が約束されそうで、この瞬間に来年の春に絶対再訪することに決めた。
寄でバスに乗車したが客は最後まで私一人であった。
小田急電車の新松田駅周辺に街中華を発見、ビールでささやかに打ち上げをした後、電車に乗って帰京した。