天気 :晴れ
メンバー:ひとり
行程 :道志の湯7:00→(MTB)→神ノ川キャンプ場8:10→鐘撞山9:30→大室山11:30→道志の湯13:40
メンバー:ひとり
行程 :道志の湯7:00→(MTB)→神ノ川キャンプ場8:10→鐘撞山9:30→大室山11:30→道志の湯13:40
明けましておめでとうございます。
年末年始は実家(山梨/神奈川の県境エリア)に帰省し、実家から割かし近い裏丹沢の大室山という山に登ってきました。
丹沢山塊を形成する一山の大室山は標高1587mと高い山ながら、交通アクセスが悪く山頂からの展望も良くないので、
丹沢の山々の中では比較的マイナーな山に位置づけられる。
東京や神奈川などの首都圏から訪問する場合、西丹沢ビジターセンターからの登るのが一般的である。
一方、山梨側から訪問する場合は道志からの登山となる。
実家から道志の登山口まで車ですぐであるが、単純な山頂ピストンでは魅力に欠ける。
なので今回MTBを利用して東西を縦走するルートをとった。
山中湖と津久井を結ぶ道志みちは年始早々車が多く、アップダウンも多く、黙々と自転車を登山道へと走らせた。
キャンプ場を静かに通過し登山道へと入る。
あまり歩かれていないようで人間よりも獣の足跡が圧倒的に多かった。
日の当たらない尾根を進むと鐘撞山の山頂に出くわした。
鐘撞山から先がなかなかの急登で黙々と登る。
急登をいったんやり過ごした先が小さな大地になっておりそこで小休止とした。
ここから先の登山道は静かな山歩きを楽しめ、なんせ景色がすばらしかった。
後ろを振り返れば蛭ヶ岳や檜洞丸といった丹沢の主峰をはじめ丹沢の奥深いエリアを一望することができた。
蛭ヶ岳は登りがいがあり、山頂からの展望も素晴らしくお気に入りの山である。
ヒルが異常発生し、帰りの交通渋滞も酷いことから最近敬遠している丹沢だが、決して嫌いではない。
さらに登ると天然のブナ林が拡がってくるが、ブナ林は私が日本の山で最も好きな林である。
温暖化と東京の排気ガスのせいでだいぶ弱ってしまったブナの大木だが何とか持ちこたえてほしい。
展望の望めない大室山山頂は静かで、記念撮影を済ませて早々そこを後にした。
大室山から先は景色のよい稜線歩きが続くが、いささかやりすぎではと思えて仕方がない植生保護の金網柵が目立ってくる。
大きな効果を期待したいが、自然や山岳景色の観点からは興ざめである。
実家から富士山を望もうとすると、大室山が富士山にぴったし重なるように位置してしまい、まともに俯瞰できなかったりする。
しかし富士隠しな大室山を越えた先では富士山をしっかり拝むことができた。
西の肩からは西丹沢ルートと合流するので数人の登山者とクロスした。
植生保護の観点で立派な木道が整備されていて、前半の釣鐘山経由の登山道とは大違いであった。
木道は本当に有り難い。
しかし「植生保護の為に登山道を歩きなさい」という幼稚な看板が所々に設置されていて気分を害された。
役人やその周辺の人間達みたいにいちいちルールを教わらないと植生保護を意識できないようなアホは山ヤにはいない!
山中の所々に設置されたこの看板は不要で即刻撤去してほしいと思う。
加入道山避難小屋、一度泊まってみたいが休日は奥多摩の避難小屋と同じくおじさんおばさんで一杯だろう。
首都圏が終日雨の冬の週末を狙って訪問したいと思う。
加入道山の先で山を下りるが登山道もしっかり整備されていて歩きやすかった。
正月ながら道志の湯が営業していたのでそこで体を洗って再び実家に帰宅した。