天気 :曇り一時雨
メンバー:ボイジャー、将太郎
行程 :鈴ヶ沢林道ゲート5:10→東俣橋[入渓点]6:00→(東俣遡行)→30mハング滝9:40→(手前の支流詰め)→御嶽崩れコル10:50→(中俣下降)→林道13:50→鈴ヶ沢林道ゲート14:50
今季初沢登りの場所は御嶽山系の鈴ヶ沢、いきなしの長野遠征!ちなみに遡行グレード2級。
移動に往復9時間強、天気は小雨、でも久しぶりに大充実な活動になりました!
日が明けた朝5時過ぎのスタート、1時間ほど林道歩いて入渓。
水量は見たところ通常よりやや多めな感じ。
ナメがとても多くて超楽しい!
20分ほど進むと落差約30mの大滝が見えてきた。
ここはセオリー通り左(右岸)から巻いてこなした。
なお、ここの巻きが少し悪いと聞いていたが、確かに落石を誘発しやすい要注意な斜面であった。
大滝を巻いた先の5m斜滝は右(左岸)を直登!
久しぶりの登攀だったので緊張するも何とかお助け無しで登れた。
(まあこの沢は失敗しても殆どはお釜にドボンになるだけなので安心だったりする。)
途中いくつものナメに釜を持った滝が出現!
寒くなかったらウオータースライダーだけど今日は寒すぎるので諦めた...。
3mトイ状滝?は遡行図だと直登、でもこの日は水量が多すぎて無理。。。
おとなしく右(左岸)のルンゼから巻いてクリアした。
そして出てきた、底貫通の滝!
3人で記念撮影を試みたけどセルフタイマーがMAX10秒のため叶わず。。。
ここは泳いでも気持ちよさそうだったなあ。
10m滝は右側斜面の傾斜が多少ゆるく、直登できたりする。
手強そうな8m滝の直登に成功したボイジャー氏。
ちなみにここは右(左岸)から巻くのが一般的なようで自分は巻きでクリア。
8m滝を過ぎると面倒くさいゴーロー帯となり、やがて30mハング滝に行き着く。
最近のヤマレコ等の記録だと、少し戻って左の支流を詰めたほうが楽とあったのでそれに従う。
(実際に歩いてみて、多分それが負担が一番小さい正解ルートぽかった。)
詰めあがった先は大木がほとんど生えていない台地。
後で調べたら目の前の御岳山が尾根ごと崩れて、その土砂が堆積した場所とのこと。
(実際に崩れた斜面を俯瞰で見たけど迫力すごかった!)
台地から鈴ヶ沢の中俣源流を目指してルートファイティングする。
(全然藪っぽくないけど踏み跡などは一切なし。)
なお、今回のルートファイティングにはGPSをフルで使用!
10年程前まではずっとコンパスと地形図で頑張ってたけど、今はGPSを使ったほうが圧倒的安全、お勧めです!
(その場合、保険に予備GPSと予備バッテリ、更には地図セットを持ち歩くことも重要。)
これが御嶽崩れ。しかし本当に凄すぎる大崩落斜面だなって思う!
下山は中俣下降ルートを使用。
途中の7m滝は右(右岸)から笹等を掴んでのクライムダウンでクリア。
林道手前の2つの堰堤は両方とも左(左岸)から巻けるけど、今回はあえてザイルワークの練習かねて懸垂下降でクリア。
ロープを使った活動は楽しい!
林道に出たら、あとは1時間強林道を歩いて終了。
途中イノシシに睨まれ、さらには廃小屋付近でスズメバチに囲まれて、マジ怖かった。。。
(廃小屋にスズメバチの巣がある可能性あり、要注意です!)